公開テストはオリンピック。ならばIPは? | TOEICはKazuにまかせろ!

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北京オリンピックが始まりましたね。実は、夏冬オリンピックを通して私がいつも不思議に思うのが、金メダルを期待されていた日本選手が、「○○選手銅メダル」「残念ながら金取れず」「惜しい、残念」といった情報が多くのメディアから毎回必ず発信されることです。本人にしてみれば「黙れ!放っておいてくれ」という気持ちにならないんですかねぇ。

 

もちろん、世間がその選手に金を期待するのは、それなりの根拠があっての事だろうと思いますが、勝負はしょせん「時の運」です。

 

私の好きな柔道の例では、何年も前に、世界選手権で金をとったある日本選手が、当然その後のオリンピックでも金メダルを取るものと期待されていました。しかし結果的に取れず、試合後の記者会見で「ふてくされたような」発言をして大バッシングを受けてしまったのです。多くのファンが過度に期待をして、プレッシャーを与えてしまったのでしょう。

 

柔道の世界では世界選手権は制覇したけれども、オリンピックで金メダルが取れなかった選手は過去にたくさんいます。おそらく他の競技でも同じことが言えるのではないでしょうか。でも、その逆のケースってあるのでしょうかねえ。私が知らないだけ?

 

TOEICの世界では、公開テストを「オリンピック」とすれば、IPテストは「世界選手権」かもしれません。IPでTOEICで初めて990点を取った人が、その後すぐに公開テストでも取れるかと言えば、私の知る限り無理です。それだけ公開テストというのは特別な存在なのです。英語力、自己の体調や精神力、会場の環境、そして運。これらの全てが味方してくれなければなかなか勝てません。実際、「いつでも990点が取れる」私でも、現在2回連続で取り損ねているのですから。

 

だから、「世界選手権では勝ったが、オリンピックで金メダルが取れなかった」なんて、何も不思議なことではないです。昨日今日のオリンピックの報道を見て、私は自分が対戦しているTOEICを思い出して、思わずそう感じました。

 

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