昨日、京都国立博物館で特別展「北野天神」を観てきました。

 

菅原道真公にまつわる品々が展示されていましたが、中でも目玉は史上初めて全巻全場面公開された国宝『北野天神縁起絵巻(承久本)』です。絵の色も鮮やかで、道真公の生涯での有名な場面がわかりやすく描かれていて、とても素晴らしかったです。

 

 

絵巻以外にも、本人が愛用した国宝の品々も展示されており、どれも感動しました。何気なく鑑賞しがちですが、よく考えてみればそれらは全て千年以上も前の物なんですね。いまだに残っているというのですから、保存に携わった人たちには本当に感謝です。日本の宝です。

 

アメリカやカナダのような、国の歴史がわずか250年そこそこの新興国家の人たちには理解できないでしょうね。その証拠に、以前、知り合いのアメリカ人に「日本が米国にしかけた愚かな戦争のために、名古屋城をはじめ、多くの城が焼失してしまった。今残っていればどれも貴重な歴史的建造物だったのに」と言ったら、一言こう言われました:

 

「They were  just buildings.」

 

なるほど。建物に関してもこうも価値観が違うものなのかと、驚いた記憶があります。

 

昨日の展示の中で、道真公の才能をよく表すものがありました。それは、5歳の時に自宅の庭に咲く梅の花を見て詠んだこの和歌です:

 

うつくしや  紅の色なる梅の花

あこが顔にも つけたくぞある

 

わずか5歳でこの和歌を詠むなんて、TOEICでいえばその歳で800点獲るようなもの。まさに天才、そして没後は神!

 

私にもその百分の一でもいいから、生まれつきそんな才能があったらなぁ。今さら遅いですが。