私の前回11月のTOEICは、リーディングで2問間違えたために985点でした。勝負は時の運ですから、そりゃあ990点の時もあれば、そうでない回もありますよ。
一般的には985点を持っていれば、学生さんの就活だろうが、会社員の昇進だろうが、十分過ぎるスコアであることは間違いないでしょう。
でも、私の場合は985点を取った回はとても複雑な気持ちになります。実際、990と985との差は、リーディングでのたった1問の正解数の差でしかありません。そしてこの5点差はまさに紙一重なのです。どちらに転んでもおかしくないです。
11月の985点は、私にしてみれば990点の椅子取り合戦に負けて「賊軍」になってしまった気分です。でも、物は考えようで、紙一重で「官軍」にもなれるのです。
私はその最もよい例が、幕末の「鳥羽・伏見の戦い」だと思います。
もし旧幕府軍の会津藩の100名余りの白井大砲隊が、竹田街道を引き返さずにそのまま京都に向けて進んでいたら、薩長軍は完全にウラをかかれて大混乱に陥っていたでしょう。そして、会津軍の京都への進撃により、「官賊逆転」つまり「旧幕府軍=官軍、薩長軍=賊軍(朝敵)」となったかもしれず、そうなったらもしかしたら明治維新は無かったかもしれないのです。
あの時、指揮官白井隊長が進むか戻るか、どう決断したかで日本の歴史が大きく変わっていたかもしれないなんて、これこそ「究極の紙一重」ではないでしょうか。
では、私の12月TOEICの結果はどう出るでしょうか。そして、今月1月のTOEICではどんな紙一重が体験できるのか、いまからワクワクしています。
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