筑波サーキット/コースの起伏とバンクについて | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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実際に走っているだけだと分かりづらい、筑波サーキットのコースの起伏とバンクです。

 

まず、第1ヘアピンの進入での転倒が多い理由は、下りながら凸がありまた下るからです。

またここの通過ラインにより第1ヘアピンの進入ラインが決まり、その後は第1ヘアピンの縦バンクを上手く使えるか否かでマシンの旋回性に差が出てきます。

 

<黄色枠:凸箇所/S字コーナーから第1ヘアピンまでは一定の下りではありません>

 

アジアコーナーの立ち上がりでの転倒が多いのは、複雑なバンク(カント)とそのライン取りが重要となるからです。

このバンクとラインを読めるか否かで、転倒のリスクが大きく変わります。

特に赤枠の箇所は逆バンクの度合いが高くなります。

アウト側のゼブラゾーンに注目して下さい。黄色枠内と赤色枠内のゼブラゾーンを見ると、傾斜の違いが良く分かります。

この黄色枠内の微妙なバンクを上手く利用できる人が、速く走れてその後の加速も良くなります。

 

<黄色枠:速い方の通過地点/赤色枠:転倒しやすい通過地点>

 

コースを歩ける時に、実際にコースを歩いて見るときっと色々な発見があるはずです。

サーキットを速く走るためには、コース形状をしっかり把握することから始まります。

 

明日も筑波サーキットにて、アドバイザーのお仕事です。

明日の耐久茶屋は70台がエントリー。

全員でルールとマナーをお守り頂ければ、大きな事故などはなくなるはずです。

今年最後のレースとなる方が多いと思いますので、皆さんにとって良いレースとなることを願っております。

 

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Twitter <@kazuto_sakata>

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