筑波サーキット/なぜフラッグを見落としてしまうのか?! | 坂田和人 オフィシャルブログ Powered by Ameba

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今日、2輪ファミリービギナークラスのインストラクターのお仕事でした。

 

最後の走行で1名の転倒がありましたが、大きな怪我がなくて良かったです。

しかし、チェッカー後の第1ヘアピンでの転倒だったので状況としては大きな問題です。(チェッカー後は各ポストで黄旗が振られています)

ご本人は、猛省しておりましたので、今後の走行では十分に注意していただけると信じています。

 

ビギナーの方が集中して走行することはとても良いことですが、フラッグを見落とすということは既に視界が狭くなっており、その方の走りの限界を超えている状態です。

特にビギナーの方は、走りながら各コーナーのポストをしっかりチェックできているかを確認しながら走行して下さい。

一般道で、信号機(サーキットで言えばフラッグ)を見落とす走りを想像して下さい。恐ろしいですよね?!

 

視野の狭まった状態では、良い結果は生まれませんので、少し冷静になってから走り直して下さい。視野が狭まった状態では、前走者の転倒に気付くのが遅れて二次災害を引き起こすことも多いです。他の方に危害を与えてからでは遅いので、今一度ご自身の走りを見直して下さい。

 

全日本などのトップライダーとビギナーの方の大きな違いは、技術的な部分以外でも大きな違いがあります。そのひとつに「視野」があります。

速いライダーはパッシングするのが上手ですが、彼らは抜こうとする前のライダーを遥か手前から観察して、そのライダーの動きをしっかり読んでいます。またどの辺りのコーナーで追いつき、その時のライダーの動きをいくつか頭でイメージし抜き方をシュミレーションしているのです。そのため、前のライダーに追いついてから、抜き方を考える訳ではないため、あっさりと抜くことができるのです。

 

このように速いライダーほど広い視野を持っている傾向にありますが、ビギナーの方ほど視野が狭くなりやすくフラッグを見落とす傾向が多くなるのです。

 

 

今日の最高気温17度・路面温度32度。夕方は気温14度・路面温度18度まで低下していました。

明日の耐久茶屋の特別スポーツ走行と明後日のレースに参戦する方は、路面温度の変化にご注意下さいませ。

 

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Twitter <@kazuto_sakata>

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