M.マルケスは、第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫した際に右上腕骨を骨折。
その2日後に手術し、6日後に第3戦アンダルシアGPのフリー走行3とフリー走行4に参加。公式予選1のアウトラップ後に走行をキャンセル。そして、8月3日に2度目の手術を行いました。
レースを知っていて骨折を知っている人にとっては、無謀とも思えるあり得ないくらいの早い復帰でした。
しかし、その代償は大きかったですね…。
同じ箇所を連続して2度目の手術となると、1度目の術後に骨を形成しようとしていた組織を壊してしまい、治癒が通常よりも遅くなってしまう。(私も何度か骨折したことがありますが、医師からそのように言われました)
『そもそも、メディカルチェックをパスしたこと自体が不思議でしょうがない。
いくら「最新型のチタン製プレートで固定」しても、驚異的にもほどがるでしょ?!と言う感じです。骨折したことのあるライダーなら、誰もがそう思うでしょう。』と書きました。
最新型のチタン製のプレートがどれほどのものか定かではないですが、ライディングで骨に掛かるストレスは相当なものです。チタンプレートを入れていて曲がった話は良く聞きますし、私も経験したことがあります。
第4戦 チェコGPは欠場。完全復帰の時期が大幅に遅れてしまったことでしょう。
主観ですが、第4戦からは3連戦なので、第5・6戦も厳しいのでは?!
こちらも7月23日のブログに書きましたが、
『最高峰クラス7回で合計9回のチャンピオン獲得回数が V.ロッシに並び、最高峰クラスで5年連続チャンピオンの記録にも並ぶこととなる。』ことが、今季はかなり難しい状況です…。
ただし、マルケスのチャンピオン獲得への執念とそのファイティングスピリッツは素晴らしかったです。そして、フリー走行4のタイムは、誰もが驚く信じ難いタイムでした。(トップタイムの中上貴晶選手から0.999秒差の16番手でした)
早い回復と完全復帰を願っております。
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Twitter <@kazuto_sakata>
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マルケス兄が右上腕骨を2度目の手術 <motogp.com>
過度のステレスが原因で固定のために埋めていたプレートを交換。48時間後に退院予定。
レプソル・ホンダ・チームは3日、第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫した際に右上腕骨を骨折したマルク・マルケスがスペイン・バルセロナ市内の大学病院で2度目の手術を受けたことを発表した。
決勝レースから2日後の21日に骨折箇所を固定するためにチタン製のプレートと12本のボルトで固定。手術から13日後、プレートのダメージが判明したことから、プレートを交換する手術を受けて、48日間後に退院することになった。
手術を担当したチャビエル・ミル医師は、「マルク・マルケスは13日前に手術を受け、今日、手術を受けるために(手術室に)戻らなければいけませんでした。最初の手術は満足するものでしたが、予期していなかったことは、プレートが不十分だったことです。手術箇所にストレスが蓄積され、インプラントのずれが生じてしまい、その結果、インプラントごとの骨折が発生したことから、埋めていたプレートを取り外し、新しいものに交換しました。」
「ライダーは、この期間、痛みを感じていませんでした。彼は常に医学的指示と身体の感覚に従っていました。不運にも、過度のストレスがこの問題を引き起こしました。回復時間を理解するには、48時間の経過を待つ必要があります」と、説明した。
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マルケス兄がチェコGPを欠場、代役はブラドル <motogp.com>
骨折した右上腕骨の2度目の手術を受け、キャリア3度目となる2戦連続の欠場。
レプソル・ホンダ・チームは4日、マルク・マルケスが今週末にアウトモトドローム・ブルノで開催される第4戦チェコGPに欠場することを発表。HRCのテストライダー、ステファン・ブラドルを代役として招集する。
第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫した際に右上腕骨を骨折したマルケス兄は、2日後に手術、6日後に第3戦アンダルシアGPのフリー走行3とフリー走行4に参加。公式予選1のアウトラップ後に走行をキャンセルすることを決断。
最高蜂クラスに参戦してから初めての欠場となったが、翌日からリハビリ治療を開始し、最高蜂クラスに昇格した2013年から3勝を含む6度の表彰台を獲得し、2014年の4位がワーストリザルトだったチェコGPでの復帰を目指していたが、手術から13日後の3日、手術箇所にストレスが蓄積されたことから、固定のために埋めていたチタン製のプレートを交換する手術を受けていた。
2戦連続の欠場は、2008年の第17戦マレーシアGPと最終戦バレンシアGP、2011年の第17戦マレーシアGPと最終戦バレンシアGP以来3度目となる。
代役に指名されたブラドルは、2011年に中量級のチャンピオンに輝いた後、翌年から3年間、ホンダのサテライトチーム、LCR・ホンダに所属。2018年にテストライダーに就任すると、同年にはワイルドカードとしてチェコGPに参戦。18番グリッドから1ラップ目の3コーナーで他車と接触し転倒リタイアを強いられたが、昨年はホルヘ・ロレンソの負傷代役を務め、17番グリッドからポイント圏内の15位。2008年にキャリア初優勝を挙げ、2012年の5位が最高蜂クラスでのベストリザルトだった。
「最初にマルクの早期回復を願う。ヘレスでの走りは信じられなかった。チャンピオンとして正真正銘のスピリッツを証明した。ホンダ機に早く乗りたい。パンデミックの影響で通常のトレーニングができなかったから、バイクとカテゴリーに再度順応するのにある程度の時間が必要だろう。」
「何度かスーパーバイクに乗って、体調が良いことを確認した。これは挑戦。レプソル・ホンダと共に参戦するのは大きな名誉であり、ホンダを助けることは喜びだ。週末が楽しみ」と、期待を語った。