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不妊治療、子宮腺筋症合併妊娠からの後期流産⑦


旦那さんと一緒に我が子に面会。助産師さんが部屋に連れてきてくれた。

ちっちゃな箱に入った我が子は、まだ皮膚が出来上がっておらず血のように真っ赤だった。


でも、目も口も鼻もしっかりあって、手も足も指が5本ずつ。おちんちんもあって、先生から性別を診断をされる前にはっきり息子だとわかった。


こんなに小さいのに、自分のお腹の中でしっかり人間の形にぐんぐん成長して生きていてくれた。




助産師さんに手伝ってもらって、息子の手形と足形をとった。

小さくてうまくとれなかったけど、息子が成長した証が残った。

助産師さんに3人の家族写真を撮ってもらった。


そして細い細いへその緒。ほんとにお腹の中で息子と繋がってたんだって嬉しいけど不思議な感覚だった。




産後、頭痛とふらつき、相変わらず血圧も高く、つわりの名残なのか吐き気もあって助産師さんに本当に今日退院でいいのかと心配されながら、分娩翌日に退院。

退院当日も車椅子でトイレに連れて行ってもらったり、見守り歩行だったり、今日退院する人とは思えない状態だったから、自分でもこの状態で退院するのはかなり不安だったけど、

旦那さんが翌朝に火葬場を予約してくれたし、実家の両親もわざわざ県外から雨の中来てくれることになってたから、

助産師さんが提案してくれた火葬への外出ではなくて、ちゃんと退院して行きたかった。



つづく


🐈‍⬛neko