メディア / イアソン | CB

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その場でUP出来ずに、まとめてUPしてます。
未熟者なもんで…

 

ざっくり言うと「夫(イアソン)の心変わりに怒った妻(メディア)が

 

夫の婚姻相手とその親、自分の子どもを殺す」話が、メディア部分。

 

こっちは、ギリシャ悲劇の中で有名らしい。

 

で、イアソンとメディアと出会うまでの部分が、前半イアソン部分。

 

 

出演者は5人。

 

メディアとイアソン以外の役を3人で演じてて

 

CFAも12人で100人以上だけど

 

これもまぁ、スゴイ大変そう。

 

シンプルな衣装と小道具と声色で次から次へと演じ分ける。

 

三浦くん前回マリウスがイマイチだったんだけど

 

あれからか目にするようになって、ちょっと評価上がり気味。

 

 

芳雄さん、前半16歳役。

 

台詞で 「(16歳に)見えないかもしれないけどっっ」

 

16歳の子が精一杯背伸びして言っている台詞が

 

完全に自虐台詞。

 

心に言い聞かす「16歳…16歳…16歳。。。」

 

それでもメディアと結ばれる夜の手を取り合った瞬間は

 

16歳に見えるんだから、役者さんってスゴイ。

 

イアソン、ずっと金の毛皮持っていて、お気に入り過ぎるでしょ。

 

 

それは、もうそういうものとして流すべきなんだけど

 

未だに

 

「青銅の足を持つ牡牛2頭にくびきを付けて畑を耕し

 

大蛇の歯を種として蒔き、生えてきた巨兵と闘う」

 

 

ちょっとナニ言ってんだかわかりません状態。

 

逆に面白い。

 

 

「王女メディア」だけで基本、上演される舞台らしいんだけど

 

全部通して観てしまうと

 

これ後半(メディア)部分だけ観て、何が面白いんだ?

 

 

舞台やドラマを観てて、闇が深い人物を目にすると

 

この人は、どんな風にして育ってきたんだろう

 

どんな人と出会ってきたんだろう

 

とか、バックボーンが気になってしまうので

 

メディア部分だけ観ていたら

 

きっと、そういう想いにかられたんじゃないかな。

 

 

「約束だから連れていけ」って言われて

 

腰が引けているし、なんなら ひいていたイアソン。

 

HAPPYだったのって、結ばれたシーンと

 

砂漠の中で笑いあうシーン位じゃない?

 

イアソン(16歳)そもそも押し切られた感じだったから

 

オトナになって、よ~く考えたら

 

領主の娘との縁談に喰いつくだろうよ。

 

 

イアソンと一緒に船に乗って逃げる時に

 

実の弟を殺して、バラバラにした身体を海に撒いて

 

追手が、それを拾い集めている内に逃げる

 

って、そんな事するくらいだから
 

メディア、そりゃ子どもも殺すわな。

 

納得するわけじゃないけれど、腑には落ちる。

 

 

ストレートプレイを観る機会が少ないってのもあるけど

 

「演劇らしい演劇」 「芝居らしい芝居」を久しぶりに観たなぁ。

 

芳雄さん、滑舌いい。

 

 

この後、後出しアフタートークありなので

 

白井晃さん、御観劇。

 

毎回、書いたりしないけど

 

私、観劇白井さん よく遭遇する。