PFAS汚染と国民の精神レベルは比例する?

2024年02月20日


 PFAS汚染と国民の精神レベルは比例する?

『ブログ説明と自己紹介(初めての方は必ずお読みください)』  自己紹介 初めまして。生チョコぽん酢といいます。 ブログに来てくれてありがとうございます!私は首都圏で民間救急事業所を経営しています。 小さい事業所なので…ameblo.jp

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

今日は久しぶりにPFASの話を書いてみようと思います。

過去投稿したものはテーマにまとめてあるのでお暇な方はこちらもご参考ください。

 

PFAS・環境汚染・ディストピア|とある民間救急ドライバーの日常生チョコぽん酢さんのブログテーマ、「PFAS・環境汚染・ディストピア」の記事一覧ページです。ameblo.jp

 

あれから日々、PFASのニュースは水面下で取り上げられています。

このPFAS問題というのは不思議なもので、ここまで深刻な問題にも関わらず、あまり表(例えばテレビニュース等)で騒がれないのです。

これは国民の関心が薄いからなのか、それとも意図的にまだ関心を向けて欲しくないからなのか、

私には分かりませんが、実態は悲惨の一言です。

被害はもはや日本全国どこでもと言っても過言では無い程広がっており、

例えば先般では相模川でもPFASが検出されたわけですが、その川に住む魚から常軌を逸した数値のPFASが検出されております。

 

相模川支流の魚から340倍のPFAS検出 1週間に身を8g食べれば「健康リスク」も 京大と共同調査:東京新聞 TOKYO Web相模原市東部の河川や地下水が発がん性の疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)で汚染されている問題で、東京新聞は京都大の原田浩...www.tokyo-np.co.jp

 

抜粋

濃度が最も高い魚は全国平均の約340倍に相当。欧州の指標では、体重50キロの人が身の部分を1週間に8グラム以上摂取した場合に「健康リスクの恐れがある」とされる数値だった。

PFASは人体に残る化学物質ですから、動植物にも同様の性質があるのでしょう。

あまり川の魚を食べる人はいないとは思いますが、それでも河口付近の海でも濃度は低下するとはいえ、確実に汚染が進んでいるでしょうし、

この調子で汚染水を垂れ流していれば、いずれ全ての海産物が汚染されてしまうことは必至のはずです。

その期間がどれほどのものなのか、また現時点でどれほど進んでいるのかは定かではありませんが、

調査はまだ始まったばかりですから、既に海洋汚染もそれなりに進んでいるのかもしれません。

実は以前裏記事の方で、釣りをした際に気付いた相模湾の河口付近の異変について記事にしたことがありました。

ケミカル臭が半端じゃなく、色も異様で明らかにオカシイのでシェアしたわけですが、やはり人間の感覚というのは大きく外れることはありませんね。

あのケミカル臭がPFAS由来のものなのであれば、東京湾はそれを遥かに超える強いニオイがしますから、更に深刻でしょう。

あれだけ豊富な食料がある海です、いずれそこから食べ物を得られなくなると考えると、人間という存在そのものが"愚か"の一言に集約してしまいます。

PFAS問題が水面下で表れ始めた最初の頃に話題にあがった岐阜県各務原市では、この問題に対応するために、なんと4億6000万円もの予算が計上されたようです。

岐阜・各務原市、新年度予算案にPFAS対策費 4億6000万円盛り込む(メ〜テレ(名古屋テレビ)) - Yahoo!ニュース岐阜県各務原市が新年度予算案を発表しました。水道水の水源から有機フッ素化合物・PFASが検出された問題の対策費として約4億6000万円が盛り込まれました。  各務原市の水道水の水源である三井水news.yahoo.co.jp


都道府県ではなく1つの市としては、中々大掛かりな予算であり、またこれからは全国的にこうした動きが加速すると思った方がいいのではないでしょうか。

しかし、いくらお金をつぎ込んだところで、発生源そのものを絶たなければ本質的に何の解決にもなりません。

これはただの対処療法でしかなく、臭いものに蓋をする程度の気休めでしかないのです。

そんな終わりのないものにまた血税が使われ始めるのだから、日本の社会構造そのものがもう詰んでいるようにも見えなくないのでした。

結局のところ、根本的な問題というのは使う人間と作る人間なのです。

我々からすると、勝手にPFASという得体のしれないものを使われて腹立たしい一面もある一方で、PFASを乱用してきた企業側だけが悪いかというとそうとも言えません。

この記事で知ったのですが、

台所や食事に潜む「永遠の化学物質」PFAS、自分で避けるには?有機フッ素化合物「PFAS」は焦げつき防止加工の鍋だけでなく、包装や食品そのものにも含まれている。なるべくさらされないようにする方法を専門家に聞いた。natgeo.nikkeibp.co.jp

 

PFASはなんと紙にも使われているようなのですよ。

例えばファーストフードのバーガーが包まれている紙袋は、液漏れしませんよね(家庭にあるクッキングシートも同じものでしょうね)。

仮に企業側がPFASを使わなかった場合どのような事が起こるのかと言えば、一部の馬鹿な客層からのクレームラッシュが目に浮かんでしまいます。

PFASの代名詞とも呼べる?フライパンだってそうです。

以下抜粋

ボルスト氏は、焦げつき防止加工の鍋やフライパンをやめて、ガラス製やカーボンスチール製、鋳鉄製などのものを使うようにすれば、PFASを避けることができると言う。しかし、それは簡単ではない。こうした鍋は手入れがたいへんだし、価格も高いからだ。

私にはあれは完全に市場原理だと思えており、努力せずに製品頼りの楽したい心理で、PFAS調理器具が浸透したことが想像できてしまいます。

手入れが大変、調理が大変、重たい、価格が高い、と言ってもどれも当たり前のことなのです。

 

当たり前のことを当たり前と思える心さえ有れば不便さは感じないのではないでしょうか。

 

またPFASフリーを謳う似たような製品についても、次のように書かれており、


以下抜粋

「PFOAフリー」と表示されたある焦げつき防止加工のフライパンをテストして96種類のPFASを検査したところ、PFOAを含む16種類のPFASが検出されたと報告している。

結局聞こえの良いことを言っていても、便利な物には代償がつきものという原理は変わらないのでしょうね。


根本的な問題が人間の"愚かさ"だとすると、やはりどこかで意識改革が必要だということであり、

それは"すぐに"必要なわけですが、今の日本を生きる私には現実的には思えないのです。

 

どうにもこのPFAS汚染というのは、その国民の精神レベル(未熟さ、心の汚染)に奇麗に比例しているような気がしてならないのでした。
 

 

 

 

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