📺NHKの番組「白馬の王子さまに会いたい」を拝見しました。
英国では、およそ800人の世襲貴族が存在されるそうなのですが、若くして世襲された日本大好きな、第7代モスティン男爵(グレゴリー・フィリップ・ロジャー・モスティン・日本に1年間留学経験あり)の生活ぶりや、女性のデビュタント(社交界デビュー)の様子など、華麗なる世界を紹介する番組でした。
またマナーの先生(貴族)による、アフタヌーン・ティーのご紹介もありましたので、画像を番組よりお借りし、ブログにしました。
ちなみに放送内容ではないのですが、
王室では「アフタヌーン・ティー」とはいわれず、「サパー(軽い軽食)」です。
左利きの方のようですね
デビュタントのマナー指導も貴族の方
「令嬢たちに社会に出るための
自信をつけさせる大切な場所でもあります」
公爵・侯・伯・子・男
貴族年鑑
ジャムとクロテッドクリームは、
ミントンのハドンホールの「スープカップ」に入れてあります!素敵な使い方ですね。日本でも流行るでしょうか...?
テーブル花はなく、銀器は、カトラリーとティーストレーナーです。
ナイフはデザート用で、フォークはペストリーフォーク(ケーキ用)です。
画像を拝見しますと、
ナイフとティースプーンは、フランスの「クリストフルのオセアナ」でした!
オセアナのモチーフは「船のロープのもやい結び」。
昔のカタログには「大型帆船のロープからインスピレーションを得た、高波を思い起こさせるようなこのデザインは、荘厳なヘラクレスの結び目で完成されています」と記載されています。1993〜2005年頃までの、シリーズです。
スコンのカットはナイフです!
ナイフはオセアナですが
フォークはオセアナではなさそう
♡貴族の方やスコットランド地方では
「スコーンとは発音されないそう!」
クリストフルのケーキフォークは、25年以上前から、すくい部分のすき間が、[V] のように、わずかですが横に広がり、柄(持ち手)とすくい部分のカーブも浅くなっています。
ホワイト系のプレイスマットは、カジュアルなコットン。
ナプキンは、小さめの「ティーナプキン」ではないですね。
英国でも、ティーナプキンを探すのは大変だそう?ですが、英国貴族のエチケット・エキスパート、ウィリアム・ハンソン氏によると「12インチ(30cm)」がいいそうですよ〜!
何ごとにおいても整然と揃いすぎたコーディネートは、歴史がない成金のようでとても嫌がられるそうですが、どうなのでしょう...。
まだナイフが置かれていませんね
紅茶は ティーストレーナーを使用するので、ティーカップは持ち上げず、置いたままでサーヴされました(スーツの男性がサーヴ)。
ティーポットや取り皿をナプキンの上に置いてありますが、テーブルを傷つけない配慮でしょうか。
ミルクティーは「紅茶が先」でした。
ミルクファーストは「庶民の習慣」という記事もあります。
その昔「割れやすい陶器を使用していたため熱い紅茶を先に入れると、割れる危険があったから」だそう。
またミルクティーは、現場労働者階級から始まったビルダーズティーなので、アッパークラスの方は「敬遠されることもある」ようです(労働者階級から始まったハイティーも敬遠されるそう)。
放送内容ではないですが、
ミルクティーのイメージの英国でもアッパークラスのなかには、昔から、
「紅茶は絶対にストレートで飲むべき」という根強い意見をお持ちの方もいらっしゃるそうで、ミルク無しで飲まれることも多いとか。
上下に混ぜます(ぐるぐる混ぜない)
フォーマルな小ぶりのスコン(ズ)は
手で丸めるタイプのよう?
♡ウィリアム・ハンソン氏の発音
◎skon スコン
✖️skone スコーン
小さめのサンドウィッチ(サンウィッジ)を「右手」で取り、プレートに置かれました(長方形のサンドウィッチは棺桶を連想させるので避けられるという記事を読んだことが..)。
カップを持つ右手を汚さないため「左手でいただく」とわれておりますが、放送では分かりませんでした。
ちなみに、佐藤よし子さんは「右手で取り、左手でいただく」とのことですが、藤枝理子さんは「左手で取り、左手でいただく」とのこと。
またアフタヌーンティーでは「サンドイッチトング、ナイフレスト、お料理に使用するオーヴァルのお皿」は、使用しないそうですが、
「三段スタンド(スリー・ティアーズ tier段 / 佐藤よし子氏命名)」も、ホテルなどが「便宜上考案したお品」ですので、王室では使用されないそうです。
手で割らず
「ナイフ」で横にカット!
今回のマナーの先生は「ナイフで横に切る」マナーです。
必ず「手で割る」というマナーの先生方が多いですが「タテに割る!」貴族の女性もいらっしゃいます。
王室は、チャールズ皇太子がコーンウォール公爵ですので「コーニッシュ式(クロテッドが上)」ですが、カミラ皇妃は、デヴォン式(クロテッドが下)。
日本でも販売されている「ロッダス社のクロテッド」は、さっぱりしつつもコクがある「バター風味」。
中沢も美味しいですが製造方法が違う「生クリーム風味」です。
クロテッドが先なので、王室の「コーンウォール式(コーニッシュスタイル)」ではなく、「デヴォンシャー式」ですね。
スコンだけのお茶のことを「クリームティー(ケーキは出さないのが決まり!)」といいますが、米国などでは「デヴォンシャー・ティー」だそう。
余談ですが、ノーベル文学賞受賞者の石黒一雄氏に「ナイトの爵位(一代限り)」が贈られましたね。今後は、皆様が「Sir 一雄」または、「Sir 一雄 石黒」とお呼びになります。「Sir 石黒」ではないのが決まりですが、奥様は「Lady 石黒」だそう。
ちなみに、女性の称号は「Dame デイム」。ピアニストの内田光子氏、007で「M」を演じたジュディ・デンチもデイムですね。
🌹本来三段スタンドは「テーブルでは、使用しないもの」なのです! etc.
🇬🇧ウィリアム・ハンソン氏
Scones : the pronunciation (発音について / 自動翻訳は間違ってスコーンになっている)
Firstly, the pronunciation issue must be addressed.
It is always ⭕️skon / スコン
and ❌never skone / スコーン
♡ナプキンとは言うが「サーヴィエット(下町の言葉)」とは言わない!
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