こんにちは❗️
Flexible Perfdct Body協会代表の安藤一樹です。
今回は症例報告をしていきます❗️
今回は症例報告15、16の続きです。
K.Tさん70代男性、パーキンソン病
Hoehn & Yahr(ホーン・ヤール)の重症度分類Ⅳ
車椅子自走レベル。
歩行は訓練レベルにて、二本杖歩行5m程可能。
2本杖歩行では、足がすくんで出なくなったり、重心がつま先に乗ってしまい踵が浮いている歩容となっている。
車椅子座位は5分ほどで崩れが見られ、股関節から折れ曲がるように体幹屈曲位となってしまう。
治療内容:
毎週1回介入実施。
1回の治療時間は30分程です。
腸肋筋、最長筋、棘筋など脊柱起立筋群、胸鎖乳突筋、斜角筋、頭板状筋、頸板状筋など頸部の筋、大胸筋、小胸筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋などの上肢の筋、腸骨筋、大腰筋、大腿四頭筋、内転筋群、ハムストリングス、股関節外旋筋群、大腿筋膜張筋、前脛骨筋、下腿三頭筋などの下肢の筋に対してリリーブを実施。
※リリーブは当協会独自のリリース方法です。
治療経過:
4週目
座位姿勢での体幹伸展が向上した。
5週目
休み
6週目
寝返り、起き上がり、立ち上がりがスムーズになった。車いす座位では前方へ倒れてしまうことなく
10分ほど保持できた。
7週目
寝返り、起き上がり、立ち上がりが見守りにて1人で行うことができた。(開始のポジションが悪い時は、起き上がれないこともある)
また、2本杖歩行では、以前は足がすくんで出なくなったり、重心がつま先に乗ってしまい踵が浮いている歩行になっていたが、
今回はすくみ足はほとんどなくなり、踵の浮きも意識すれば修正できるようになった。約7m程歩くことができた。
実は固縮に伴ってトリガーポイント(筋が収縮状態から戻らなくなったポイント)やFasciaの高密度化(筋膜が硬くなった部位)が生じています。
そのため、筋やFascia(筋膜)が縮んで固まってしまっている状態を改善することで、座位姿勢や歩行能力をここまで改善させる事ができます。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️