こんにちは❗️
Flexible Perfdct Body協会代表の安藤一樹です。
今回は症例報告をしていきます❗️
前回の『症例報告15』の続きです。
K.Tさん70代男性、パーキンソン病
Hoehn & Yahr(ホーン・ヤール)の重症度分類Ⅳ
車椅子自走レベル。
歩行は訓練レベルにて、両側一本杖歩行5m程可能。
車いす座位では、10分ほどで腰椎屈曲し、身体が前方に折れ曲がったような座位姿勢となる
右肩の痛みあり。肩屈曲45度程で痛みあり。(前回の治療により10度→45度に改善)
治療内容:
毎週1回介入実施。
1回の治療時間は30分程です。
腸肋筋、最長筋、棘筋など脊柱起立筋群、胸鎖乳突筋、斜角筋、頭板状筋、頸板状筋など頸部の筋、大胸筋、小胸筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋などの上肢の筋、腸骨筋、大腰筋、大腿四頭筋、内転筋群、ハムストリングス、股関節外旋筋群、大腿筋膜張筋、前脛骨筋、下腿三頭筋などの下肢の筋に対してリリーブを実施。
※リリーブは当協会独自のリリース方法です。
治療経過:
2週目、3週目治療後
背臥位での下肢屈伸運動にて
「(やる前とは)違う、軽くなった」
とのお話あり。
背臥位での右肩挙上でははじめは肩が0〜10度ほどしか動かず、肘屈曲で代償しようとしてしまうが、リリース後は肩屈曲も55度程まで改善した。
また、車いすの自走が速くなった。
立ち上がりにて、前方への重心移動がスムーズになった。
車いす座位では、10分ほどで腰椎屈曲し、身体が前方に折れ曲がったような座位姿勢となるが、治療後は姿勢の崩れが軽減した。
実は、固縮に伴ってトリガーポイント(筋が収縮状態から戻らなくなったポイント)やFasciaの高密度化(筋膜が硬くなった部位)が生じており、それが固縮を悪化させるという悪循環が起こっています。
筋やFascia(筋膜)が縮んで固まってしまっている状態をリリーブによって解きほぐすことで固縮が改善したため、動作能力をここまで改善させる事ができました。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました❗️
【治療院】
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