概要
気付けば、話数も二桁代に突入したDEADROCK。
もう10話という事は、連載1周年が見えてきたんです。
月刊連載なので計算しやすい。
7月6日発売の月刊少年マガジン8月号で迎えると思われる連載1周年。
ちょうど最新10話ではカーズベロシティを後にして話が一区切りついたので、次回から新章に入ると思います。
タイミングも良いので、ここらで連載1周年を迎えているであろう次エピソードの予想をしてみます。
振り返り
という事で、ちょっとこれまでのDEADROCKの話を振り返り。
○○編事に分けると、こんな感じになるのかな〜と考えています。
- 特別入学試験編(1話)
- 入学編(2話、3話)
- 大闘技場編(4話、5話)
- カーズベロシティ編(6話〜10話)
カーズベロシティ編が思ってた以上に長かった。
ヤクトの過去を挟んだのもありますけど、クウガとの戦いが想像してた以上に丁寧に描かれた印象です。
この傾向で見るとカーズベロシティ編で費やした「5話分」という話数が今後のエピソードの基本話数になりそう。
それを踏まえて考えると、次の話で少なくとも「15話」まで進む。
12話で迎える連載1周年は余裕で通過します。
手に入れたゴッドルーツ
まず、カーズベロシティで入手に成功したゴッドルーツはどう絡んでくるか、あまりイメージできてないです()
ゴッドルーツに何が記されているか、いくつか可能性を考えてみたのだけど、その上でどう扱われるか分からない。
何となくですが、すぐには使わないんじゃないかなーという気がしてます。
このタイミングで神と直接対決は時期尚早過ぎる気がする。
まだ倒せないのは前提として神に挑んだ時点でF組が全滅しかねないと思います。
ブレン戦のヒエンの二の舞。
そこはまだ回り道しそうな予感。
ヤクトが「神を殺したい理由」も1話で目的判明してから明かされたのがリアル時間で半年後の6話でした。
それくらい核心に迫るものなので、まだ伏せらる要素な気がします。
ブレンの次の手
しかし、このカーズベロシティ編で次の話に繋がりそうなヒントとしてカウントできそうなものもあります。
それは、教頭のブレン。
ブレンはゴッドルーツを回収して自室に帰っていきましたが、すぐに偽物とすり替えられてる事に気付きました。
「いつの間にすりかえおった クソガキども…こんな事が神にバレたらおのれェェ…」と憤慨していました。
ここまでブチギレてるブレン。
すぐにでもまたヤクト達に接触してゴッドルーツを奪い返しにきそうです。
ブレンが直接来るのもあるし、自分の部下を差し向けるのもありそう。
初の四魔教倒し
連載1周年に差し掛かる次の話。
この物語において1年に相応しい特別なイベントとは何かを考えてみました。
それはやっぱり「初の四魔教倒し」…??
第3話で姿を現した四魔教。
大闘技場編ではルーゼンと戦うも、ヤクトの暴走、神の介入によって有耶無耶に。
ルーゼンは余裕を残していた事からあのまま戦っていても負けていたんじゃないでしょうか。
現状でのヤクト達と四魔教の実力差を痛感させられる話だった。
続くカーズベロシティ編、上でも書きましたが個人的には四魔教でもないヤツとの戦いが思ってた以上に長く描かれるなと感じていました。
そこで描かれたのは、力を奪われた状態でのヤクトの本気。
片手のみ竜化できる状態で生徒で1番強いというクウガと戦闘。
最後はわざと攻撃をくらったようですが、ある程度クウガを凌駕していたと思います。
カーズベロシティ編は「生徒で1番強い男との対決」「力を奪われた状態でのヤクトの本気」というテーマが強かった気がしています。
一度四魔教じゃない強敵との戦いを挟んで、良いレベルアップにはなったんじゃないでしょうか。
今度こそは四魔教に勝てるのでは?
大きな実力差は描かれているものの、まだまだ倒すのが遠い相手だとは自分は思っていません。
倒しても納得できるくらいの説得力は徐々に備わってきていると思う。
初の四魔教倒しを成功する為に必要不可欠な要素が二つあります。
それが新章の大きなテーマになると予想します。
①奪われたヤクトの力
ヤクトは大闘技場で暴れ回った時、施設という「神の一部」を破壊した為、強大過ぎる力の大半を奪われました。
奪ったのは、四魔教の1人「リリス」。
「君の力は強大すぎるの 神の命令でその力を頂くわ おとなしくしてなさい♡」と言って力を吸収しました。
その詳細は不明ですが、ヤクトは右手以外竜化できなくなってしまいました。
右手だけ残しておいたのは「さすがに全部は奪ってないわ ある程度の力が残ってないとこの学校じゃ生きていけないもの」という慈悲。
命じられたのは「完全没収」ではないようで、辛うじて戦う力だけは残されました。
「右手の竜化の力だけは残してあげる それでがんばりなさい」と言って奮闘してたのがカーズベロシティでの戦い。
今回の話は力が完全じゃない状態で挑んでいました。
完全竜化した状態ですらルーゼンには届かなさそうだった現状。
もし「初の四魔教倒し」を成功させるなら、ヤクトが全ての力を取り戻すのは必須だと思います。
前回以上にハンデを背負った状態でなんて勝てるわけがない。
新章ではヤクトが力を取り戻す事が重要になってくると思います。
②F組全員の協力
加えて必要になってくるのは、F組全員の協力。
現状神殺しに率先的に協力してくれてるのは、ハニー、フレイ、チャコ。
ヒエンはブレンに殺され、ミコトとクウガは協力的ではありませんでした。
「悪いがオレは興味がねぇ 勝手にやってな」というのがライゼンの反応。
ミコトも「申し訳ないけれど私もまだ賛同できないわ」と同調し、その理由として「だって…ヤクトの話が真実だって証明できないもの」と言っていました。
2話でヤクトの言い分を聞いた時から真偽を疑ってるミコト。
簡単には物事を受け入れない視野の広さがある。
最終的には神殺しをF組全員に協力してもらうつもりのヤクト。
大きな力の差がある四魔教だってF組全員の協力なしじゃ倒すのは不可能な気がしてます。
という事で、新章で達成しなきゃいけない二つ目の要素は「F組全員の協力」。
何とかして神殺しに賛同してもらわなければいけません。
ミコト編
そこで考えているのは、次の話の主役になるのは「ミコト」なんじゃないかと。
ヘルズキッチンでの戦いはライゼンが主役で、大闘技場での戦いはフレイが主役、カーズベロシティでの戦いはヒエンが主役でした。
この流れでいくと、次にピックアップされそうなのは「ミコト」。
ハニー、チャコのマスコットキャラクター枠をおいて、まだF組で大きく取り上げられてない人物。
ライゼン、フレイ、ヒエンは如何にしてデッドロックに来たか、その過去が描かれましたが、ミコトはまだ全く描かれていない。
次の話では、ミコトの過去に迫るんじゃないでしょうか。
気になるとしたら、F組の中でも特別ヤクトを疑ってる理由、大闘技場でルーゼンに大きな嫌悪感を感じた理由。
後者に関しては、彼女が「死者操術士」として死者を操る力を持っているからこそ、その力の使い方にこだわりがあるんじゃないかと感じています。
ミコトの抱く死生観、祖「骸姫」として生きてきた人間性を知りたい。
主役として取り上げたら最終的に協力を得られるだけの絆は得られる気がします。
大闘技場編におけるフレイがそうだったように。カーズベロシティでもヒエンが生きていたら協力を得られたかもしれません。
ミコトは推しなので、彼女の特別なドラマが見れたら嬉しい。
倒す四魔教
そこで考えている、最初に倒すのに相応しい四魔教。
自分はこの順で有力視してる。
- リリス
- ポルトガー
- ルーゼン
- ブレン
低い順から理由を説明。
ブレンは交戦したばかりなので除外。「教頭」という側面で見ると神に次ぐデッドロックNo.2の力を秘めてそうなので1人目はないかなと。
ルーゼンは「一度負けたリベンジ」として考えるとあり得る。倒すまでの過程が丁寧になりそうで良い。
ポルトガーは初登場以降まだ全く描かれていない人物なので「本格的に戦う1人目の四魔教」になったら描写のバランスとしてちょうど良さそうではある。
個人的に1番考えてるのは、リリス。
前述した通り、ヤクトの力を奪った相手。
四魔教を倒すには、ヤクトのフルパワーが必須と書いた。
であるならその相手が「リリス」なら「力を取り戻す」事と「初の四魔教倒し」が同時に描ける。
なかなか都合が良いんじゃないかと思ってます。
新章「ラブ&デス編」?
そうすると、戦いの舞台はラブ&デスか。
デッドロックの礼拝堂。
ここはリリスが管理してる。
作中に出てきたのは、二度。
一度目はヤクトが超職員会議を覗いている時で、二度目は懲罰房「血穴」を受けた時。
断片的に描かれているラブ&デスが次の話の舞台になる?
ルーゼンが管理してる大闘技場で、ルーゼンの授業、戦いが描かれたあたり、リリスもF組クラスメイトをラブ&デスに連れてきてもおかしくない。
そこで何らかの授業→最終的にリリスと戦闘という流れもあり得る。
そうじゃなくても、四魔教を倒す為にリリスに狙いを定め、自らラブ&デスに赴く展開。
何といってもラブ&デスはヤクトが力を奪われた場でもあるんです。
もしかしたらこの礼拝堂のどこかに「奪われたヤクトの力」が隠されているんじゃないだろうか。
ベベル登場
色々考えたけど、最後にもう一つありそうな新要素。
百手のベベル、満を辞して登場。
特別入学試験でハニーが名前を挙げるくらい実力者だったが、その試験の中で行方不明に。
長らく放置されていたが、カーズベロシティ編の中の第7話で入学試験の行方不明者=ベベルだと繋がった。
ミコトのライゼンの話題に挙がっただけで、まだ登場の兆しがあるわけじゃない。
しかしカーズベロシティ編の中で意味深に触れられたのと、ヒエンが退場してクラスメイトが1人減った代わりかのようにF組に転入してくるんじゃないかと想像してみた。
当初、ヒエンはヤクトの良い相棒になる枠かと思っていた。
しかし、そんな片鱗を見せずフェードアウト。
もしベベルがその枠になるんだとしたら、良い意味で物語が掻き乱される気がする。
ヒエンと違ってめちゃくちゃ悪いヤツだったり、実は入学試験でヒエンに重傷を負わせたのは自分だと明かしたり、ヒエンを失った今だからこそ読んでて強いヘイトを感じられるし、ヤクトも強い敵意を向けると思う。
敵か味方か、ライバルポジションのような男が出てくるのは、ヒエンを失った今心機一転の展開として相応しい気がする。
以上、連載1周年間近のDEADROCK、次のエピソードを予想してみました。
予想というか、特に根拠のない妄想ですね。
しかし、こういうの考えるのは楽しい。
真島先生は連載1周年とか節目は意図的に特別な話を用意してくる事も多いので、どうなるか楽しみです。