神の弱点が記されているという書物「ゴッドルーツ」には何が記されている? | ルーメン・イストワール

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概要


神の弱点を記した書物を探してやってきたカーズベロシティ

クウガ、ブレンとの激闘を経て、命からがら脱出。

ブレンに見逃されるかたちでカーズベロシティを後にして、教室に戻った。

神の弱点を記した書物は手に入れる事ができなかったかと思われたが、なんとチャコが回収済み!

咄嗟の判断で本を入れ替えていた。

チャコが異空間に保管していた神の弱点が記されているという書物「ゴッドルーツ」

6話でその存在が仄めかされ、入手するのに4ヶ月かかった。

この本には一体何が記されているのか。


発端

前述の通り、初めてその存在が仄めかされたのが第6話『ゴッドセイブズ』

5話の最後にヤクトに接触してきたゼレシアが「神の弱点」について情報をくれた。

「その人の情報では神の弱点を記した書物がデッドロックの大図書館カーズベロシティにあるらしいんです」とヤクトが話していた。

ミコトが言っていた通り「魔界の書物全てがある超巨大迷宮」

実際ありとあらゆるジャンルの本がどれだけの数あるか、カーズベロシティでは描かれていた。

新章・カーズベロシティ編の導入。

四魔教・ルーゼンと対峙した大闘技場編を経て、物語が新たなエピソードへと移り変わった。


カーズベロシティには神も近づかない

カーズベロシティで気になる言及。

それは「神が近づかない」事。

ヤクト達が戦ったクウガが「ここには神も近づかねぇからな」と話していた。


ヤクトが「それはなぜですか?」と聞くと、理由はクウガも知らない模様。

「さぁな 神の頭の中にはすべての本がつまってんじゃねーのか?」と答えていた。

その話を聞いて「弱点と関係あるのでしょうか」と考え込んでいたヤクト。

確かに気になる話である。

デッドロックはどの施設も破壊が禁じられているくらい「神の一部」として重要視されている。

そんな中でわざわざ近づかない場所がある謎。

校長なんだから如何様にも自分の都合で変えられると思うのに、それでもカーズベロシティには近づかない。

近づきたくない、近づけない理由がある?

まるで神の弱点を記した書物そのものが神を弱らせる力を発生させているんじゃないかと感じる。

ヤクトの読み通り、神がカーズベロシティに近づかないのは自身の「弱点」が関係していそう。


ゴッドルーツ

チャコが回収していた神の弱点が記されているという書物「ゴッドルーツ」

「オレはちゃんと仕事をしたぜ 神の弱点が記されているという書物『ゴッドルーツ』だ」と言って異空間から出してきた。

チャコは黒魔導士の力を使うと、黒いエネルギーのようなものを出していてあれが異界と繋がっているのかな。

現実空間には存在しないダークマターみたいな印象を受ける。

本の名は「ゴッドルーツ」

表紙には英語でデカデカと「GOD ROOTS」と書かれている。

意味は「神の根源」

神が如何にして生まれたか、歴史の秘話が秘められている?

2話でヤクトが話していたのがこう。

「よく考えたらおかしいでしょ 『魔界』を統治してるのが『神』って話 魔界の統治者といったら普通『魔王』とか『悪魔将軍』とか『地獄皇帝』とか とにかく神が統治する前この魔界には真の統治者がいたハズです」


ミコトはこの発言がヤクトの真意ではない可能性を疑っているけど、現状神が謎に包まれ過ぎていて何とも言えない。

もし仮にこれが真実なら「ゴッドルーツ」に記されている情報と一致するかもしれない。

かつて魔界には違う統治者がいた。

その座を奪って、男は「神」となった?

とすると、そんな情報を記せる著者は「魔界のかつての統治者」な気がしてくる。

今表立って魔界に出てこられない事情があり「ゴッドルーツ」を通して魔界人に何かを伝えようとしていたりするのかな。


神の祖

同時に「ゴッドルーツ」というタイトルは、もう一つの解釈ができる。

「ルーツ」という言葉そのものが既に作中で使われている。

魔界人の種族であり力の象徴を示す「祖(ルーツ)」

第1話から出てきているDEADROCKにおいて重要な要素。

現在、神は「神」とだけ言われていて「祖」が何なのかは明かされていない。

もしかしたら神の祖が何なのか記されている?

そしてそれが弱点に直結する?

もしかしたら神の祖は「神」というイメージからは程遠い意外なもので、弱点も案外簡単に出てくるのかな。

例えば樹木のような存在だったら炎に弱いだろうし、炎を司る力の持ち主だったら水に弱い。

「祖」そのものが「これが弱点です」と言ってるようなものだったりするのかもしれない。


神を倒す兵器?

今回考えた新たな発想。

もしかしたらゴッドルーツは神を倒す兵器説

カーズベロシティには神も近づかないという話がある。

何故なのか考えて、仮に神の弱点が記された書物が自分にとって不都合だからと考えたとしても、ただ単に神の弱点が記されている本があるだけじゃおかしな話な気がした。

それそのものが弱点というわけじゃないのに、何を気にしているのかと。

もしかしたらゴッドルーツそのものが神を弱体化させる力があるんじゃないかと考えてみた

そうするともしかしたら何らかのかたちで書物が神を倒す兵器になる可能性もあるんじゃないかと。

基本的には考えられない。

しかしこれは真島作品。

読者のこうだろうという先入観を裏切って予想外な真相を用意してるのは何度もあった。

「書物」であり「武器」というのもあり得るんじゃないかと。

例えば神を殺す悪魔の召喚方法が記されているとか、神の呪う呪詛の文章が記されているとか、ファンタジックに本の中から神を殺す剣が出てくるなんてのもあるかもしれない。

個人的に面白いと思ったのは「神をかつての祖に戻す効果がある」とかかな。

10年前突然人が変わり、ヤクトが「偽物」だと語る神。

姿は一緒だけど、別人と成り代わっている可能性も考えられる。

ゴッドルーツを発動した時、偽物の神の本当の姿が現れる?

そう解釈すると「神の根源」としての意味も「神の祖」としての意味も同時に回収できるように思う。


以上、ゴッドルーツに何が記されているか考えてみました。

こういう発想は真島作品的かなと思います。

こう考えるといざ本を開いてみて白紙で何も記されていないとかもあるかな。

神の前で開いてこそ真の力を発揮する。

「神の弱点」なんて本当に大きな効力があるとしたら四魔教を1人も倒してない今この状況では時期尚早だと思うので、話としても良い間伸びになりそうではある。