概要
真島ヒロ先生新連載『DEADROCK』。
主人公ヤクトは魔王を目指す学園「デッドロック」で神を殺す為に行動している。
第3話では今後ヤクトが戦うと思われる敵幹部のような集団が出てきた。
その名も「四魔教」。
デッドロック超職員会議にて出てきた教師4人。
その名からして特別な権力と力を持つ4人だと思う。
今回はそんな四魔教についてそれぞれ深掘りして考えてみる。
デッドロック超職員会議
四魔教が出てきたのは「デッドロック超職員会議」。
その名からしてデッドロックの教師が一同に会すると思われる場。
教頭のブレンが「本日の議題はF組についてです」と話をし始めたあたり、何かしらの議題を中心にそれぞれ意見交換しているのだと思う。
3話の超職員会議では、ヤクトのいるF組が議題に上がり、今後要注意クラスとしてマークされそうだ。
生徒の一人や二人死んでも何もおかしくないこの学園。
四魔教の一人・ルーゼンが「まさか一クラス丸ごと皆殺しにした訳じゃあるまいし…」と庇った時、ちょうどミコト達がD組を皆殺しにしていた。
これが四魔教にバレるのか、ミコトの死者操術士の力で隠蔽に成功するのか、どっちにしてもこのまま平穏に学園生活は送れなさそう。
「まさか一クラス丸ごと皆殺しにした訳じゃあるまいし…」という言葉が重なるようにミコト達がD組を丸ごと皆殺しにしていたので、これは「今後F組が四魔教もおおめに見れない存在になっていく」という示唆だと感じる。
四魔教との対決の時は思っている以上に早くきそう。
四魔教
そんなデッドロック超職員会議で出てきた四魔教。
名前の意味は「四」が構成メンバーの数「4人」で「魔」が「魔界」の頂点にいる力の強さ、「教」が「教師」という立場を示しているんじゃないかな。
つまり「四魔教」とは「4人いる魔界でトップクラスの力を持つ教師」という事かと。
まぁ難しい事は考えず「神に仕える4人の敵幹部」という認識で問題ないと思う。
ヤクトも「まずはこの4人をどうにかしなければ…」と言っている通り、この4人を全員倒さない限り神殺しという目的は達成されないと思う。
基本彼等に教わる授業が来た時、彼等と戦うエピソードになりそう。
次はそれぞれのメンバーについて考えてみる。
ボルトガー
F組について「元気があってよろスィと聞いてマスが」と意見したボルトガー。
彼の祖は「鳥賊(クラーケン)」で、デッドロック北部の海域全てを管理している。
クラーケンとは、近代ノルウェーに伝わっていた海の怪物。
巨大タコとみなすことが一般認識になっている。
確かにボルトガーの髪の毛のような部位はまるでタコの触覚のようにいくつも長く伸びている。
EDENSZEROのポセイドン・ネロを思わせるような海洋生物の要素を持った異人。
戦闘時は、この触覚を駆使して相手に巻きつき締め殺したりするんだろうか。
「元気があってよろスィと聞いてマスが」という話し方的に、基本的にはデッドロック職員の中では温厚派のように感じられるが、どこか人間らしくない不気味さも感じる。
まるでいきなり性格が豹変しそうな怖さを感じる。
ボルトガーの特徴は、デッドロック北部の海域を全て管理しているところ。
デッドロックの支配するエリアは学園の外にも及ぶというのも気になるけど、デッドロックがある魔界は「魔界の深淵」と呼ばれている程の最下層。
魔界は、層が深くなるにつれて治安も生息する生物も危険になる。
そんな魔界666層北部の海域を全て管理してるのは、それだけ強力な生物を屈服させられる圧倒的な強さがあるからじゃないだろうか。
何となくだけど、どちらかというと「身軽」な印象を受けた。
戦ったら意外とすばしっこい動きをしそう。
リリス
ボルトガーに続いて「それに可愛い子も多いとね うふふ」と意見したリリス。
彼女の祖は「夢魔(サキュバス)」で、デッドロックにある礼拝堂ラブ&デスを管理している。
名前の「リリス」は、ユダヤの伝承において男児を害すると信じられていた女性の悪霊。
祖の「サキュバス」は、性行為を通じて男性を誘惑する為に女性の形で夢の中に現れる超自然的存在。
リリスは、サキュバスの内の一体という言及もある。
つまり名前も祖も「男の敵」という感じだろうが。
リリスは既にF組の生徒に「可愛さ」を感じていて「うふふ」と大人っぽい余裕を見せている。
細めた目であったりぺろっと出した舌であったり妖艶な魅力を放っている。
手に持ってるキセルから出してるハートは「男の生気」か?
漫画作品においてサキュバスが吸う男性の生気はよく「ハート」で表現されてる気がする。
リリスの特徴は、礼拝堂ラブ&デスを管理してるところ。
礼拝堂とは「教会」のようなもの。
リリスは意外にも信心深い?
というより信じる心がリリスが吸う「性愛」に通じる?
神を見て「いつ見てもいい男♡う〜んぶちゅぶちゅ」と言っていたので、ヤクトにおけるフレイのように、神を崇拝し愛している側面もあり得そう。
戦闘時の能力は「性愛」の類だろうか。
『FAIRYTAIL』におけるラーケイドや『EDENSZERO』におけるイジューナの能力。
リリスは相手の心を惑わしてきそう。
ルーゼン
リリスに続いて「素晴らしいではないか!!!ああ!!早く熱い授業がしたい!!!」と熱望しているルーゼン。
彼の祖は「悪魔侯爵(メフィスト)」で、ヤクトの見立てでは戦闘力が教師の中でトップクラス。
祖の「メフィスト」は、16世紀ドイツのファウスト伝説等の文学作品に登場する悪魔。
一般にファウスト博士が呼び出した悪魔として知られている。
他の漫画作品にも出ていて、あまり良い印象はない、どちらかというと性格が悪いイメージがある。
ルーゼンは性格が悪いというより、生徒に対する熱すぎる思いが空まわって狂気に変貌するようなサイコ気質を感じた。
教頭のブレンが言っていた「ルーゼン先生は授業という名目で多くの生徒を殺してますからな…」という話がヤバい。
デッドロック生徒からしたらたまったもんじゃない。
顔に装着している仮面、手につけてるグローブもSMプレイのような印象を受けた。
ルーゼンは人を痛めつける事に快楽を感じるかのようなそんな凶暴性があるのかもしれない。
ルーゼンの特徴は、大闘技場(デスアリーナ)の管理者。
詳細は不明だが、その名からしてデッドロックには闘技場があり、そこで度々決闘が開催されているのだろう。
ルーゼンの授業はその大闘技場で行われそうな予感。
戦闘時の能力は想像し難い。
「悪魔」と考えると「闇」っぽい力を使うか…?
ベタだが、今のところ四魔教の中で分かりやすい属性の力を使う人物はいなさそう。
ルーゼン一人ぐらい変わり種じゃない能力が出てくるのもありかもしれない。
教師の中でも戦闘力はトップクラスだと思われているので、少なくともヤクトの初戦の相手ではなさそう。
強い故に意表を突いて初戦の相手というのも展開としてはありだけど、2話でライゼンが瞬殺されたデッドロックのレベルの高さを考えるといきなりトップクラスの実力者は勝てないんじゃないかな。
ブレン
最後は「ルーゼン先生は授業という名目で多くの生徒を殺してますからな…今年はどうかお手やわらかに願いたいものですな」と話していたブレン。
彼の祖は「巨人(ギガント」で、デッドロックの教頭。
祖の「ギガント」は、ギリシア神話に登場する巨人族。
「巨人」というと、F組クラスメイトのハニーも「巨人の一族」である。
出てきた言葉が完全に一致している。
ハニーの祖は「雷神トール」なので、同じ種族ではないが、進化の過程で枝分かれした近しい種族か?
ハニーはヤクトが初めて出会ったクラスメイトだったので、今後ピックアップされる機会があるかもしれない。
ブレンは丁寧な話し方からして、校長の神と自由奔放な四魔教を繋ぐ中間管理職的な立場かもしれない。
基本的に普段は暴走するようなタイプではなさそう。
しかしデッドロックの上層部にいる責任感は人一倍抱いていそうで、学園の治安を守る為ならどんなことだってしそうだ。
ブレンの特徴は、前述の通り「教頭」。
「校長」に次ぐこの学園のNo.2で神を殺す上で最も大きな障害となりそう。
ブレンは厄介な強さを見せつけてほしい。
戦闘時の能力はその名の通り「身体の巨人化」だろう。
この能力は『RAVE』でも『FAIRYTAIL』でも『EDENSZERO』でも出てくる真島作品お決まりの能力と言って良い。
どういうものか基本的にイメージできる。
しかし逆に言えばありふれた印象はあるので、デッドロックの「教頭」というポジションなら過去作よりインパクトのある巨人化を見せてほしい。
一先ず一つの基準として「巨人の一族」であるハニーの大きさは超えてほしいところ。
ハニーを超えないと「デケェ」と素直に思えなさそう。
それぞれの担当教科は何?
気になるのは、四魔教それぞれの担当教科。
教師なのだから当然受け持つ担当教科があるだろう。
「先生」として一般的な生徒には勉強を教えているはず。
自分が考えてみたのはこう。
- ボルトガー(海洋学)
- リリス(性愛学)
- ルーゼン(体育)
- ブレン(規律)