概要
『DEDAROCK』の主人公・ヤクト。
魔界では「祖」と呼ばれるものが戦う力になっていて、ヤクトの祖は「黒竜」。
1話からその力を発揮し、体を竜化させる事で戦っていた。
4話では全身を巨大化し、完全に竜の姿に変化。
これが100%のパワーじゃないかと思う。
MAXのパワーも見れた事なので、今回はヤクトの持つ「黒竜」の力に突いて現状分かってる事をまとめてみたい。
未だ判明していない謎についても真相を予想してみる。
ヤクト
今更どうという話ではないのだけど、改めてヤクト自身についてもまとめてみる。
- 『DEADROCK』の主人公
- 魔王養成機関「デッドロック」の生徒
- 特別入学試験を合格したF組所属
- 祖は「黒竜」
- 真島先生の過去作『FAIRYTAIL』に登場するアクノロギアが力のモチーフ
- 竜祖はとっくの昔に滅んだと言われている
- この学園で神を殺す事を目的としている
- クラスメイトの前では建前を話し実は裏に本当の目的があるんじゃないかという疑惑がある
- 神に何かを奪われたと思わしき過去がある
- 体に特殊な痣を抱えている
こんなところだろうか。
黒竜
前述の通り、ヤクトの祖は「黒竜」。
入学試験でギューゴと対峙した際、初めてその力を見せ、入学後F組の教室でミコトに「ねぇ…あなた竜祖なんだってね」と話しかけられた時「黒竜です」と答えていた。
一般的に祖は一つの言葉で説明されているが、ヤクトにおいては「竜祖」とも「黒竜」とも呼ばれている。
これは「竜祖」というのが大きい括りで、その中の一種に「黒竜」というものがあるんじゃないかな〜と思う。
本当に竜という種の中に色んなタイプがいるかのような。
滅んだとされる前は、それだけ大きな一族で数も多かったのかな。他の祖に対して、無数にいるかのような印象を受ける。
ヤクトが黒竜の力を使って発動する「技」と解釈できるのは現状以下の通り。
- 竜骨骼形成
- 黒竜ノ破拳
- 完全竜化
基本的に身体を竜化させて戦うのが竜祖かと思う。
真島先生の前作『FAIRYTAIL』に出てくるアクノロギアを参考にするなら、あんな技も使える?
- 島を崩壊させる程の咆哮
- エターナルフレア
- 時の魔力
『FAIRYTAIL』においてはラスボスだっただけにそうだとしたら強過ぎる。
ヤクトは物語の主人公なのでここまで強くなると戦いがイージーゲーム過ぎるのでないと思うけど、ヤクトの黒竜を極限まで極めた先にはここまでの力を発揮できるのかもしれない。
言うなれば、ヤクトが最も進化できる限界。アクノロギアはそういうイメージかな。
竜祖が滅んだとされてるのは何故?
魔界において竜祖は既に滅んだとされている。
ヤクトの力を見たギューゴは「滅びたハズの祖だ…!!!生き残りが…」と言っていて、入学した時ミコトも「とっくに滅んだと聞いたのだけど…」と反応している。
世間一般的に「滅んだ」とされてるからには、大々的に姿を消したのは確かなのだろう。
魔界で竜祖を見かける事はない。
では何故竜祖は滅んだとされているのか?
ヤクトが竜祖なので完全に滅んだわけではない。しかし滅んだとされてるのは何か事情があると思う。
現時点で自分の見解としては「神に滅ぼされた」可能性が高まってると考えてる。
3話で少しだけ回想され、ヤクトの過去が断片的に垣間見えた。
そこでは幼いヤクトがボロボロになりながら涙を流し「今手元にあったものを失ってしまった」かのような姿が描かれている。
周りの家屋は崩壊していて、目の前には血痕がある。ここで大きな事件があったのは確か。
3話の冒頭で神が人間の世界で人間を惨殺し遊んでいる姿が描かれたが、あれと同じようにヤクトも神の悪戯な遊び心によって竜祖を滅ぼされたのではないだろうか。
とするなら、ヤクトが神にあそこまでブチギレ、殺そうと考えている理由も説明がつく。
ストレートにありそうかなと考えるバックボーン。
ヤクトの呪い
3話の最後で自分の存在がバレたかもしれない危機的状況に陥ったヤクト。
盗み見ているマクスウェルの視界を潰され、その勘の鋭さが自分まで辿り着いた可能性に怯えていた。
慌てて部屋を出た時、目の前に謎の女生徒が現れ、服の袖を捲ると何らかの痣が確認された。
この女生徒によるとこれは「侵食」。
「もう…あまり時間がないということか」と深刻そうな表情を浮かべている。
4話でその意味が分かるかと思いきや、ルーゼンの授業でお預け。
しかしその意味を探るヒントが仄めかされた。
あの時を振り返って「それとあの娘は何者なんだ?僕の呪いの事も知ってるみたいだったし…あの後すぐいなくなっちゃうし」という心の声が描かれた。
謎の女生徒が言っていた「侵食」は、ヤクトにとって「呪い」とされるものなのだと思う。
「侵食」とは「他の領域を次第におかし、損なうこと」という意味。
「呪い」とは「神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること」という意味。
つまり何かに呪われた結果、「侵食」という災いが起きているという事か。
考えられるのは…
- 「黒竜」の力の副作用?
- 神に与えられた呪縛?
「もうあまり時間がない」と言われてる事から何らかのタイムリミットがあり、その時何かが起こるのだと思う。
考えられるのは…
- 死?
- 力の暴走?
どっちにしてもヤクトにとって良からぬものであるのは間違いなさそう。
だから「呪い」と表現しているのだろう。
完全竜化した力でルーゼンに勝てるか?
気になるのは、ルーゼン戦の行く末。
全身を巨大化し竜そのものになったので、一先ずこれが100%の力だと思う。
ルーゼンは神の力を得た四魔教の一人。生半可な力では勝てない。
故に「そして…これが神に戦いを挑む者の覚悟です!!!!」と言って発動した力。
ここまでの力を発揮する事がヤクトにとって「覚悟」を見せるものなら、この戦い方に何らかのリスクがある→呪いというのは黒竜の力の副作用である可能性が高いのかなと思った。
多少のリスクは覚悟し、ルーゼンに見せる本気。
戦いがどう決着するのか気になる。
どちらが勝つか、個人的な予想は「ヤクトの敗北」で「ルーゼンの勝利」かなぁ…。
ルーゼンは、神の力を得てるらしく、四魔教というデッドロックの特別な幹部の一人。
その中でも「おそらく戦闘力は教師の中でもトップクラス」と言われる程の別格。
そんな強敵をこのタイミングで倒せる事はないんじゃないかと感じた。
ここで倒せてしまったら、神を殺すまでの道のりが一気に簡単に感じてしまう。そうできてないから現状だろうし、そう簡単に達成できると思えない。
ルーゼンは4話の時点で敵として格が落ちてる印象も無いし、逆にヤクトの方はバトルペットを一掃する強大な力を見えて、見方を変えればヤクトの活躍パートは終わり、ここからここまで強い力を持ったヤクトがルーゼンには破れる前フリに思えた。
といっても、ただ負けて終わりじゃ進展がない。
まだ話も序盤で、月刊誌の短期集中連載である事を踏まえると一時ヤクトの目的が何も進まないとは思えない。
そのバランスを考えると「ルーゼンには負けたがバトルペットを奪いフレイを始めとするF組のクラスメイトと更に絆が深まった」ぐらいの着地になるんじゃないかな。
そういう扱いなら、今はまだ「負け」で良いと思える。
以上、ヤクトの黒竜の力について考えてみました。
最新4話で完全竜化した姿がべらぼうにかっこよくて何度見ても見惚れています。
次回のルーゼン戦も迫力あるバトルが見れそうで楽しみ。