どんな現実でも「ご機嫌でいる力」は鍛えられる
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どんな現実でも「ご機嫌でいる力」は鍛えられる
❍ 思い通りにならない現実の中で
「どうして、私ばっかりこんな目にあうんだろう」
そんなふうに思ったこと、ありますか?
私は以前は、何かうまくいかないことがあると、
すぐに「運が悪い」とか「私の人生は損ばかり」と嘆いていました。
特に家族の問題が重なった時期は、
「ご機嫌でいる」なんて、現実逃避のように思えたのです。
でもある日、読んでいた本の中の一文で、
私の心がほどけました。
「幸せな人がご機嫌なのではなく、ご機嫌でいようとする人が幸せになる。」
その言葉に、心の奥が静かに揺れました。
今まで私は、現実がよくならないとご機嫌ではいられないと
思っていたけれど、
実はその逆だったんです。
❍ 「ご機嫌」は才能ではなく、トレーニングできる力
「ご機嫌な人」は、生まれつきポジティブな人だと思っていませんか?
でも実際は違います。
「ご機嫌でいる力」は、筋トレのように鍛えられる力なんです。
どんなに環境が厳しくても、
「今できる小さなご機嫌」を選ぶことで、
少しずつ現実の受け止め方が変わっていきます。
❍ 現実が動かなくても 心は変えられた
その時期、家の中が重たい空気に包まれていました。
夫婦関係もうまくいかず、会話をするたびに小さな棘が刺さるようで、
主人との会話も億劫になっていました。
「どうせ、また同じことの繰り返し」と思っていた私は、
夜、ノートを開いて気持ちをぶつけました。
「どうしてわかってくれないの?」
「私ばかり我慢してる」
書いているうちに、
誰かを変えようとしている自分に気づきました。
そこで、ノートに書き足しました。
「相手は変えられない。でも、私の反応は変えられる。」
次の日、私はいつもより少しだけ柔らかい声で話してみました。
それだけで、会話のトーンが変わったんです。
現実は何も変わっていないのに、
私のご機嫌筋が少し動いた瞬間でした。
❍ 不安の中で ご機嫌力を育てた人
私の友人は、定年後に夫を亡くし、
長い時間を一人で過ごすようになりました。
「誰とも話さない日が増えて、不安で眠れないの」と
話していた彼女に、私は“ご機嫌カード”を渡しました。
1枚目に出た言葉は…
「小さなありがとうを探してみよう」
最初は「そんな気分じゃない」と言っていた彼女でしたが、
次の日に電話が来ました。
「コンビニで店員さんが笑ってくれて、なんか嬉しかった。
それ、ノートに書いたら少し心があったかくなったの。」
それから彼女は毎日、小さな「ありがとう」をノートに書くようになりました。
そして今は、「今日もご機嫌練習、続いてるよ」と笑っています。
❍ ご機嫌でいる力を鍛える3つの方法
・朝、心の姿勢を正す
現実を変える前に、自分の心の姿勢を変える。
「今日はどんな気持ちで過ごす?」と、朝ノートに書いてスタート。
•ご機嫌な瞬間を10秒味わう
好きな香り、空の色、温かい飲み物。
その瞬間に「今、気持ちいいな」と言葉にする。
たった10秒でご機嫌筋が動きます。
・夜、感情をノートに置く
嫌なことも、悔しいことも、ノートに全部置いて眠る。
それだけで、翌朝の気分がリセットされます。
❍ ご機嫌は現実逃避ではなく 現実対応力
現実に押しつぶされそうな時、
ご機嫌でいようとするのは逃げではありません。
むしろ、ご機嫌は 自分を立て直すための防御力。
嵐の中でも心を保つ練習をすることで、
人生のあらゆる場面で折れにくい自分が育っていくのです。
❍ あなたへ
もし今、どんな現実の中にいても、
「私にはご機嫌なんて無理」と思う必要はありません。
ご機嫌は、才能でも性格でもなく、
何度でも練習できる「生きる力」です。
ノートを開いて、まず一行だけ書いてみてください。
「今日も私、よくやってる。」
その一行が、明日のあなたを少し強く、
そしてやさしくしてくれます。
❍ まとめ
どんな現実でも、ご機嫌でいる力は鍛えられる。
なぜなら、それは「生き方」ではなく「生きる筋肉」だから。
ノートとご機嫌カードは、
その筋肉をやさしく育てるトレーニングツールです。


