「もう遅い」と思っていた私に起きた、小さな奇跡

 

 

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〜頑張れなくなったことが、奇跡のはじまりだった〜

 

 

❍ 力が入らない日々

 

あるときから、頑張ることができなくなりました。

体調もすぐれず、心も重く、

「やらなきゃ」と思っても、全く体が動かない。

 

以前の私なら、そんな自分を責めていたと思います。

「怠けている」「弱くなった」

 

そう感じて、

無理にでも前を向こうとしていました。

 

でも、その日は違いました。

どうしても頑張れない。

もう、頑張る力さえ残っていませんでした。

 

 

❍ 何もしないことに、静かな許しを感じた

 

ベッドの上で天井を見つめながら、

ふと、思いました。

 

「もう、今日は何もしなくていいや。」

 

それは投げやりな言葉ではなく、

自分をようやく許した瞬間でした。

 

そのとき、

胸の奥にほんの少しだけ、息を吸うのが楽になったのです。

 

❍ ノートを開いたのは、やる気ではなく“静けさ”だった

 

机の上にあったノートを手に取りました。

何かを変えようとしたわけではありません。

ただ、静けさの中でペンを持ってみたくなったのです。

 

書いた言葉は、たった一行でした。

 

「今日は何もできなかったけれど、それでもいい。」

 

書いても何も起きません。

でも、その一行が、

「もう遅い」と思っていた私の心を、

ほんの少しだけ柔らかくしました。

 

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❍ 奇跡は、頑張りの先ではなく“あきらめの奥”にあった

 

昔の私は、

奇跡は努力の結果として起きるものだと信じていました。

でも今は違います。

 

奇跡は、

もう頑張れないときに、

それでも自分を責めるのをやめた瞬間に訪れる。

 

「何もしなくていい」と許したとき、

心の奥に“静かな命の灯り”がともりました。

 

❍ 小さな奇跡の正体

 

それから私は、

無理のない範囲でノートを開くようになりました。

 

「今日はお茶を淹れました。」

「洗濯物をたたみました。」

「空が少し明るく見えました。」

 

それは、成長の記録ではなく、生きている証でした。

 

そして気づきました。

 

“奇跡は外で起きるのではなく、

自分を責めないと決めたその瞬間に、もう始まっている”

 

❍ 最後に

 

「もう遅い」と感じるのは、

過去と誰かの期待を背負いすぎているだけ。

 

あなたの中の奇跡は、

すでに静かに息をしています。

 

頑張れない日も、

体が動かない時間も、

それは“心がリセットを始めているサイン”です。

 

奇跡とは、

動けなくなった自分を、もう一度受け入れた瞬間。

 

あの日、ノートに一行書いた私が、

それを教えてくれましたのです。

あなたもノートに本音を書いてみませんか?

 

 

 

 

ご機嫌ファクトリー主宰/ご機嫌デザイナー

KAZUE