輸入牛肉の「エストロゲン」残留の実態 | 自分らしく生きるには「水」になれ!

自分らしく生きるには「水」になれ!

自然療法武術家 公式ブログ

エストロゲン・ドミナンス(女性ホルモン優勢)の現状について書かれた良記事をシェアします。

 

 

以下、記事より抜粋します。

 

スーパーの「輸入牛肉」は安心できない

 

元農林水産省の官僚 東京大学大学院 鈴木宣弘教授

 

アメリカのスーパーマーケットで牛肉コーナーに行くと「ホルモン フリー」と表示された商品が並ぶ。

 

スターバックスでも「ホルモン フリーのミルクしか使っていません」と書かれている。

 

アメリカ人は、成長ホルモンを使用して飼育された牛肉・乳製品を極端に嫌がる。

 

台湾では、アメリカからの「成長促進剤・ラクトパミン」を使って飼育された牛肉の輸入を強制され、それを反対する国民が大規模な「NO輸入デモ」を行い大騒ぎになった。

 

世界では驚くほど自分たちが口にする「食材」に対する意識が高い。有害だと感じるモノは絶対に食べない。

 

それに比べて我が国では、全く真逆の現象が起きている。

 

政治家、官僚、企業の多くが「今だけ、金だけ、自分だけ」という考え方をしているのだ。一部の有力者たちのせいで、世界中の最も危ない食材が輸入される「有毒作物・最終処分場」の様相を呈している。

 

日本国内のスーパーで並んでいる輸入牛肉に関しては、国際的に使用が禁止されている「成長ホルモン・エストロゲン」で飼育された商品が並んでいる可能性が高い。

 

この成長ホルモンには、発がん性物質や、直接、アレルギーを引き起こす成分が含まれている。それを我々は、日々、口にしているのだ。

 

日本人の「食」は、『国』によって蝕まれている

『日本が「世界一飢餓に脆弱な国」であるという現実を直視し、国民と政府の役割を明記した「食料安全保障推進法」を早急に制定し、数兆円規模の予算措置を発動すべきではないか』と訴えているのが、元農林水産省の官僚で、東京大学大学院教授の鈴木宣弘(すずき・のぶひろ)先生だ。

 

今回、鈴木教授に「日本の食料の本当の怖さ」についていろいろとお話を伺った。今回は、その1回目として「輸入肉」についてである。

 

日本用の輸入肉の規制は「ザル」。世界的に敬遠されている食べ物が入ってきている

―― 先生は以前から、「日本の輸入食品はリスクがある」と警鐘を鳴らしていらっしゃいます。特に輸入肉についてのお話を読むと怖くなってきます。「食肉」の一番の問題はどこですか?

 

鈴木  日本の国内では「エストロゲン」という成長ホルモンは、牛の飼育には使えません。

 

ところが、アメリカが怖いから、輸入肉については「検査している」というけれど、検査を「ザル」にしている。海外からすれば、日本はちょうどいい『危ない食料の最終処分場』になっているのです。

 

―― 輸入肉でも、「オーストラリア産の牛肉は安全」と聞いたことがあります。オージービーフなら大丈夫ですか?

 

鈴木  オーストラリアの場合、使い分けているんです。EUでは成長ホルモンを使うことは絶対禁止なので、輸出するときは成長ホルモンの投入なんて絶対にしません。

 

ところが日本は「ザル」だから分からない。だからしっかり使っている。「オージービーフなら大丈夫」は間違いです。農水省の担当者も認めています。

 

アメリカ産の肉だけではなく、カナダもニュージーランドもメキシコも、世界中のどこから入った肉も「日本向けの肉は危ない」と思って間違いありません。

 

―― 私たちは“馬鹿みたい”ですね。「輸入肉は安くて良い」と思い込んでいました。

 

鈴木  それは、「知らされて“いない”から」です。

 

今、アメリカでは“成長ホルモン”の使われていない「ホルモンフリーの肉しか食べない」という人が増えています。大手スーパーマーケットのウォルマートなどでも、そういったホルモンフリーの肉の置き場が拡大しています。

 

―― では、アメリカでは成長ホルモンによる家畜の飼育法が廃れているのですか?

 

鈴木  いや、まだ多くの農場で使っていると思います。やはり成長ホルモンを使うと、「早く太らせて“4割も安く”生産できる」からです。

 

―― 多くのアメリカ人が食べないのに、誰に売るんですか? もしかして日本ですか?

 

鈴木  はい。日米貿易協定によって、2020年から牛肉の関税が下がりました。安くなったおかげで、日本の消費者は、協定が発効した最初の1カ月で、1.5倍も“アメリカの牛肉”に飛びついているんです。

 

ーその2ー

 

世界的に拒否されている「発ガン性の物質」を、日本では知らされていない現実

 

―― “エストロゲン”や“成長ホルモン”のことなど知りませんから、安い牛肉が買えるなら買ってしまいます。

 

鈴木  そこが大変な問題なんです。政治家もマスコミも沈黙している。

 

アメリカに取り入った一部の企業や、アメリカの方ばかり向いている政治家や官僚が存在しています。

 

―― 国を代表する立場にある人たちが、国民の方を向いていないのですか。ほかにも、我々は危険なものを食べさせられているのですか?

 

鈴木  アメリカやオーストラリアで、牛や豚を育てるときに餌に混ぜて使われる「ラクトパミン」という成長促進剤があります。

 

これは発ガン性だけではなく、人間に直接に中毒症状を起こすものです。

 

EUはもとより、中国もロシアも台湾も「こんなアメリカの肉など食べられない」といって輸入を禁止しています。

 

―― どこの国でも、そんな肉は食べたくないです。

 

鈴木  台湾では、2020年に解禁したラクトパミンを使用した米国産豚肉の輸入を再び禁止することについて賛否を問う住民投票が実施されました。

 

台湾は今、中国との紛争問題を抱えていて“アメリカが大事”なので、政治的に“輸入を解禁”しようとしたのです。それに対して国民が怒り、大規模な不買運動のデモが起きたのです。絶対に「そんな肉は食わねえぞ!」って。

 

―― そんな話は知りませんし、「ラクトパミン」という成長促進剤のことも初耳です。しかし、台湾では有識者が警鐘を鳴らし、それに対してマスコミがしっかりと機能したという証拠ですね。

 

鈴木  でしょう。日本ではマスコミも報道しません。でも、世界的にはとても有名な話で「そんなもの食えない」と、みんなが言います。

 

ラクトパミンは、発がん性だけでなく、めまいなどの危険性があるといわれ、EUだけでなく中国やロシアでも、生産に使うことはおろか輸入牛にも禁止している。

 

日本国内では使えなくなっていますが、輸入牛に関してはエストロゲン同様にザルです。米国産牛肉は、そのような点で安全性に問題があります。

 

―― 鈴木教授は、以前から米国産の牛肉は安全性に問題があると仰っています。

 

特に危惧するのは、エストロゲンなどの成長ホルモンの投与だと仰いますが、その成長ホルモンは日本の和牛には使われていないのですか?

 

鈴木  日本での飼育にエストロゲンの使用は禁止されています。

 

でも米国では、ラクトパミンという成長促進剤も米国の牛には使用されている。さらに、成長ホルモンのエストロゲンが牛に注入されています。

 

エストロゲンは自然に体内で生成される成分ですが、ある調査によると「自然状態の600倍の数値」が検出されました。

 

エストロゲンは乳がんとの関係性が強いといわれています。日本国内では使用禁止ですが、輸入牛には認められています。

 

何年も前から、日本の輸入肉にはエストロゲンが使われており、日本の消費者はバンバン食べています。

 

以上、抜粋終わり。

 

 

ここで忘れてはいけないのが、「購買は最大の投票」ということです。食の安全が蔑ろにされてきた原因は私たち消費者にもあります。

 

 

安全や品質よりも安いものを選んだ結果です。もちろん、収入によっては高いものが買えないご家庭があるのは重々承知しています。

 

 

残念ながら、国民総意としての傾向であれば、資本主義経済においては供給側もそのように対応します。しかし、私たち1人ひとりの消費マインドを変えれば阻止することができます。

 

 

粗悪な食品で病気になり、辛い治療を受け、高額な医療費まで支払うとしたら、結局、苦しむのは私たち自身です。

 

 

以下、原典です。

誰もいわない「不都合な真実」。気を付けて、その“肉”を食べたら癌になる! 政治家と役人に見捨てられた国、日本