人間とは良くも悪くも「習慣」の生き物なんです。
今までにも何度も書きましたが、「習慣」は本当に大切なのでまた書きます。笑
当たり前ですが、良い習慣を続ければ良くなり、悪い習慣を続ければ悪くなります。
例えば、多量に飲酒する習慣を続ければ肝臓がやられます。脂肪肝、肝硬変になる可能性もある。最悪の場合、肝臓がんになるかもしれない。
一方、適度の運動習慣はメタボ、糖尿病などの成人病の予防になるし、いつまでも若々しい体を維持できる。
良くも悪くも今の僕たちは、今まで行ってきた習慣の結果なんです。怖いけどね。
でも、「分かっているけど止められない」。これこそが習慣の恐ろしさです。みんな分かっている。続けたらまずいぞ、と。
でも止められない……。それはなぜか?
言葉にすれば、惰性、慣性の法則、「ホメオスタシス(恒常性)」。つまり、勢いが付いているから止まれない。物理法則と同じ。
現状を変えたかったら習慣を変えるしかない。そう、今は過去の習慣の上に成り立っている。そんなの言われなくても分かってる。
でも変えられない ……
じゃ、 まずは物理法則にしたがって対策を考えてみよう 。
どの習慣がまずかったのか調べよう。そして、一旦その習慣を止めてみよう。まずはブレーキ。悪習慣をやめること。
次にどういう習慣にすれば良くなるか考えよう。でもこれだけでは全体の2割。なぜなら、まだ習慣化されていないから。
そして、初めの一歩。実はこれが難しい。言葉にすれば、またもや慣性の法則。止まっている物体は止まり続けたいんだ。
実は止まっている物体を動かすのはエネルギーがいる。だからここは焦らず、限界まで簡単で低い目標にして、とにかく始める。ポイントは「超低い目標」。
ここが超重要なポイント。動き出しさえすれば、あとは慣性の法則、惰性が働き、今度は逆に止まれなくなる。
そして、習慣化には約1ケ月は必要。とにかく、ここを乗り切ること。そうして習慣化されたらもう勝ったも同然。あとは良くなるだけ。
最後に、僕の敬愛するジークンドーマスター、テッド・ウォン師父の言葉。
米国の武道雑誌「ブラックベルト」の殿堂入りを果たした時のインタビューで「一番難しかったことはなんですか?」との質問にテッド・ウオン師父はこう答えた。
「続けること」
クールすぎる! 習慣化しても尚、難しい局面がある。モチベーションを上げればいい? そんなクソみたいなアドバイスには意味がない。
そもそもモチベーションの意味は「動機」だ。僕たちは動機もなしに続けられる訳がない。
モチベーションは上げるんじゃなくて、探す。それが答え。動機さえあれば続けられる。だから上げる必要なんてない。
男なら「もてたい」これしかない。笑