僕は特定の宗教には属していませんが、信仰心は持っています。
もちろん、信教の自由は憲法で保障された権利ですので、信じる信じないは各人の自由です。
ただ、病気などで苦しんでいる人々に接するたびに、信仰の必要性を感じずにはいられません。そもそも、そのために宗教は存在していると思うからです。
誤解を恐れずに言えば、ある特定の宗教に属する必要はありません。ただ、信仰心を持っていると救われることが多いと思います。
では、「宗教」と「信仰心」はどこが違うのでしょうか? 個人的には以下のように考えています。
宗教:ある特定の神や教祖の教えを学び人生の信条としていること。または、それらの団体・組織のこと。
信仰心:ある特定の宗教の教えではないが、人智を超えた存在を感じ、その存在に感謝し守られている感覚や生きる知恵のこと。
では、信仰心を持つとどんな利点があるのでしょうか? あくまで、自分の経験からお伝えしますと、
生きるのがとても楽になる
自分をしばるものはないと気づく
いつでもどこでも幸せな気分でいられる
少々のことでは動じなくなる
物事がシンプルに観えてくる
はっきり言っていいことずくめです。重くないし、しかもタダです(笑)。一言でまとめると、
在るがまま
これだけです。言い換えれば、自然(じねん)です。
病気など辛い状況で自分を否定してもますます辛くなるだけです。
そこで「在るがまま」です。否定でも肯定でもありません。ただ、在るがまま。
でも、あきらめるとは違います。無力でもありません。今の自分にできることをやりながら、ただ一瞬一瞬を大切に生きる感覚です。
そこには過去の後悔も未来の不安もありません。ただ今があるだけ。とてもシンプルな感覚です。
宗教とはより良く生きるための知恵の結晶。活かしてこそ意味があります。その鍵が「信仰心」なのです。
一言で言えば、色々あるけど、今この瞬間にここに存在を許されている奇跡に感謝することです。
「悟る」必要はありませんが、平静な心がもたらす効果は絶大です。