コロナ禍以後、時の流れがはやく、

時代の移り変わりのはやさを感じる。

世の中には表と裏があり、人にはか

わらぬものもある。

 

艶本のなかには、浮世絵の枕絵(春

画)のみ見て愉しみことができると

いうものもある。

 

ー艶本(中の巻)ー

艶本の扉、1頁の最初に雪景色のなか

傘をもったひとりの女性が登場。

 

 

この艶本には、はじめに浮世絵がある。

この絵のあとに物語(艶本)が文で綴ら

れている。

はじめに描かれた浮世絵(枕絵)と物語

(展開)とは関係なく、絵そのものを見

て、楽しむようになっている。

 

物語(枕絵)のはじめの場面(P2-3)。

 

 

 

ついで二の場面(P3-4)

 

 

 

三(P6-7)・四(P8-9)と、ふたつの場面

に枕絵があり、ついで五の場面(P10-11)。

 

 

 

 

そして最後の六場面(P12-13)。

 

 

 

 

艶本の絵の六つの場面は①(P2-3)、

②(P4-5)、③(P6-7)、④(P8-

9)、⑤(P10-11)、➅(P12-13)

とつづき、最後には、一番はじめの扉

で登場した人物が、今度は部屋で「淫

楽」を愉しんでいる。

 

 


ちなみにぼくは性依存症で発達機能障

害、担当医のもとで療養中の身である。

古字を読めないが、ベッドの艶女医の

そばにいて淫楽を愉しむ。

 

 

<艶本(中の巻)>

作者は「好亭主人」こと式亭三馬で、画

は「淫乱亭」こと溪斎英泉。題は不明。

艶本(中の巻)の絵は、はじめ(P1)

と終わり(P14)にひとりの女性が描

かれ、六つの場面に浮世絵枕絵(春画)

が描かれている。

この艶本は浮世絵を想像して淫を楽しむ

枕絵(春画)になっている。

江戸時代後期の作品。

 

 

 

2023.2.18

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