【京都観光】港町・伏見の歴史を巡る 十石船の旅 【京阪沿線】 | トラベルライター・歴史研究家・英語/ドイツ語トレーナー 山内一輝のブログ

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トラベルライターとして、歴史・旅行に関する執筆・講演活動をしている山内一輝(山内かずてる)のブログ。個人事業主向けにプロフィール・個人活動冊子の文章作成も手掛けています。英語・ドイツ語を教えていた経験あり。国内外問わず、城や古い街並みを巡るのが好き。

京都 伏見観光 十石舟

 

以前、京都・伏見の1日観光モデルコースでお話した「十石舟」

 

大阪からの淀川 (宇治川)と京都とをつなぐ港町として、江戸時代に整備されたのがこの伏見の町。

 

十石舟は、元々が、水運が主流だった昭和初期まで、伏見で貨物や人を乗せてこの運河を行き来していました。

今は、春から秋にかけて、観光客を乗せて、この街の運河を巡っています。

 

普段、運河沿いを歩くことは多いのですが、今日はお客様がお越しで、天気も良かったので、十石舟に乗ってきました。


 


普段、見ている京橋のそばにある、かつての荷揚げ場。

このまわりに、かつては問屋が建ち並び、大阪と京都の間での荷物の積み替えを行っていました。

 

京都 伏見みなと公園 観光 十石舟

 

伏見港公園のあたりです。

秀吉が伏見城を整備した頃に、淀川(宇治川)を上る大きい船が出入りしたのがこの場所です。

 

もう少し時代が下がって、江戸時代になると、角倉了以という京都の豪商によって、伏見から京都市内に繋がる、高瀬川が開削され、それが京都市内に物資を運ぶ重要な水路になっていました。

 

おかげで、この伏見は京都の水運の中心となり、繁栄したのです。

京都の伏見で酒造りが盛んになった理由も、このことと関係があります。

 

 

 

京都 三栖閘門 十石船

 

この十石舟は、三栖閘門(みすこうもん)まで来て、折り返し運行しています。

 

今は、この運河は、直接、宇治川(淀川)に繋がっている訳ではなく、三栖閘門で隔てられています。

というのが、伏見の町の洪水を防ぐために、外の川と切り離しているからです。

 

閘門の外を流れる宇治川(淀川)の方が、水位がかなり低くなっています。

そのため、船が物流の中心だった時代は、この閘門で水位を調整して、宇治川(淀川)と運河とを行き来できるようにしていたのです。

 

この三栖閘門の所に無料の資料館があります。30分ほど時間がありますので、伏見の水運や閘門の歴史を学ぶことができます。

 

 

京都 伏見観光 十石船

 

十石舟は、時期により本数が違いますが、

通常であれば、昼時を除いて、20分に1本ほど運行されています。

 

予約は必須ではありません。

桜・紅葉の週末については混雑します。その時期については早めの予約をオススメします。

 

 

 

 
十石舟の船乗り場は、月桂冠の大倉資料館のすぐ近くです。
京阪電車の中書島駅からであれば、徒歩5分余りで着きます。
 
大人1200円 小学生以下の子供600円です。
所用時間は50分程度です。
 
午前中であれば、10:40頃の便に乗船して、早めに昼ごはんに行くようにした方がいいと思います。
 
週末限定で、更に大きい三十石船も運行されています。ただ、こちらは乗船場が京橋の辺りになります。
ご注意ください。料金は同じです。
 
船で町を巡ってみたい方はもちろん、
船内でガイドもありますので、戦国・江戸~幕末にかけての伏見の歴史に触れてみたい方にもオススメですよ。
 
 
他の伏見でのオススメは、コチラです。
 

 

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