京都発着 金沢・東京経由の片道切符の旅も、半ばを過ぎたところ。
上田を拠点に、小諸・別所温泉と、戦国時代の雰囲気を存分に味わいました。
これから東京に向けて、東に向かいます。
と言っても、北陸新幹線ではなく、
まずは「しなの鉄道」で軽井沢まで向かいます。
今回は目的があって、北陸新幹線を使わずに東京まで向かいます。
上田から軽井沢までの間も北陸新幹線が通っています。
並行して走る、しなの鉄道(写真)で行くと50分ほどの距離です。
正面が碓氷峠のある方角になります。
右側の新幹線の線路は、このまま行けば、高崎・東京に向かいます。
左側の一段低い所にあるのが、昔のJRの在来線・信越本線の線路で、途中でなくなっています。
というのも、北陸新幹線の前身の長野新幹線が開通した時点で、
ここ長野県の軽井沢駅と、碓氷峠の向こうの群馬県の横川駅の間が廃線となったからです。
ここまで乗ってきた、上田~軽井沢の間もその信越本線の一部だった訳です。
今回、軽井沢に来た目的は、
碓氷峠(うすいとうげ)を越えて、群馬方面に抜けるのが目的です。
碓氷峠と言えば、有名な駅弁があります。
碓氷峠の群馬県側にある横川駅で有名になった駅弁で、
おぎのやの「峠の釜めし」です。
本来であれば、横川で…と思ったのですが、軽井沢駅でも手に入ります。
それに、軽井沢・横川近辺のドライブインなどでも売られています。
益子焼に入っているので多少重いのですが、他の駅弁とは違って、暖かな雰囲気があります。
腹ごしらえもそこそこに、横川駅まで向かいます。
軽井沢~横川間の廃線後は、この区間をJRバスが数往復走っています。
昼間の便だからなのか、車で行き来する人が多いからなのか、車内はかなり空いていました。
古来から難所と言われた碓氷峠。つづら折りの山道が30分余り続きます。
乗り物酔いする人は、要注意です。
横川駅前に到着です。
先ほどの釜めしの「おぎのや」さんが駅の目の前にあります。
こんな小さな駅なのですが、昔は重要な場所だったのです。
この軽井沢駅と横川駅の間は、かなり急な斜面で、
昔の列車だと、坂を上りきる力が足りませんでした。
そこで、写真のような真ん中に歯車のあるレールと機関車側の歯車を噛ませて、
斜面を着実に登る「アプト式」と呼ばれるものが1963年まで使われていました。
アプト式が廃止された後も、この区間専用の電気機関車を使って峠を越えていました。
その機関車の付け替えなどのために横川駅で停車する必要があった訳です。
山間の小さな駅ですが、重要な駅だった訳です。
その縁もあって、この横川駅には「碓氷鉄道文化むら」というテーマパークがあって、
鉄道ファンが、喜びそうなものが色々展示されています。
この碓氷峠を列車が走っていた頃の時刻表です。
東京上野・群馬高崎からの列車が、
碓氷峠を越えて、長野や直江津(新潟)、そして金沢まで特急が走っていたのです。
碓氷峠が、古来から重要な交通路でした。
実際、この横川は、江戸時代には関所も置かれていました。
そんなかつてのにぎわいを感じさせる場所でした。
それでは、横川から一気に東京まで向かいます。
次は…
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