三島有紀子監督、脚本の『一月の声に歓びを刻め』
三島有紀子監督がカルーセル麻紀姐と洞爺湖と来たら観るしかないべさ!
3つのオムニバスでテーマは「性暴力と心の傷」で繋がっている。
三島監督自身の辛い過去体験に対する訣別の叫びでもあった!
正月の挨拶に旦那(宇野祥平さん)と娘(長田詩音さん)を連れて北海道洞爺湖にある実家のマキ(カルーセル麻紀さん)を訪ねる美砂子(片岡礼子さん)。
マキが作ったおせちを皆んなで食べるけど、次女のれいこが好きだったものが入っていた。
泊まりもせずに帰ってしまう家族と父親マキの姿に違和感が起きる。
東京八丈島で牛飼いを営む誠(哀川翔さん)の元に数年ぶりで娘の海(松本妃代さん)が帰って来る。
しかも妊娠しているとの事でした。
数年前に妻を交通事故で亡くしていた誠はそれ以来、事故現場を通ることが出来なかった。
れいこ(前田敦子さん)は何日か前に電話していた元カレが急死した為に、故郷大阪堂島での葬儀に出席する。
その帰り道、橋から川に飛び込んで自死しょうとする女と出会う。
その様子を見ていたひとりの男(坂東龍汰さん)がれいこにレンタル彼氏をすると言い出したのだけど、れいこは幼い頃に住んでいた堂島で見知らぬ男から性暴力を受けていたのだった。
最終章は再び洞爺湖でマキがボートに乗り中島へと向かう。
マキの魂の叫びと動きになぜ父だったマキが女性になったのかがわかる!
其々が自分のせいだと思い、自分を責めているのは
原罪との葛藤でもあった!