久しぶりの痙攣発作‼<薬の飲み忘れが原因か!?> | 【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

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2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

皆さん、こんばんは!!

kazuです。ニコニコ

 

ちょっと前の話になりますが、この前の日曜日(8月4日)の時の出来事を記します。

 

実は前段の話として、7月30日にキイトルーダ投与(30/35クール目)のため病院に行っています。

血液検査及び3カ月毎のCTの結果、問題はなく無事治験継続となったのですが、その際に主治医にここ2カ月位は脳転移に伴う痙攣発作が無くなり、左半身の痺れも殆ど気にならないレベルまで低減したという話を伝えていました。

 

実際、その前の診察時にMRI検査で脳の浮腫みが小さくなったという報告もあり、1月に脳転移が原因で起きた左半身の痺れや痙攣発作の症状が日を追って良くなっていることを実感していました。

 

*****

そして8月4日の日曜日。

昼間は「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれる巣鴨の高岩寺に(一人で)行き、帰宅の途中でアミューズメントパーク(パチンコ屋グラサン)に寄り道した時のことです。

 

パチンコ「海物語4BLACK」を打ち、確変大当たり(正確には50回転限定のST)を消化していた時、突然左半身に強烈な違和感が!

 

そう、2カ月位治まっていた痙攣発作が急に起きたのです!

 

それも、直近の発作と比べると明らかに少し強めの痙攣。発作

 

とはいっても痙攣の程度自体は大したことは無かったのですが、気になったのは脳の腫瘍と浮腫みが縮小し、発作もフェードアウトする感じでもう発作が起きることはないな・・・と思っていた矢先の突然の痙攣発作だったこと。

 

「このまま痙攣発作が治まらずに酷くなるようだと、前と同じように救急車を呼ばないといけないなぁ・・・」

 

「でもパチンコ大当たり中だし、大当たり中の権利を放棄してまで救急車で運ばれるのは嫌だから、いっそ確変終了した方が良いかも・・・」

 

「いやいや、確変終了して痙攣発作が治まったらガッカリするので、やっぱり確変継続でお願いします!」

 

など、くだらないことが頭の中によぎる(笑)

 

まあ、パチンコ屋で救急車に運ばれたことが家族にバレるとそれはそれで大ごとになるので(笑)、救急車呼ぶ事態になったら、確変終わってから這ってでもパチンコ屋の外に自力で出てから携帯で連絡するべきだから、やっぱり確変終わった方が良いかも!?

 

と短時間でいろいろなことが頭をよぎりましたが(笑)、幸いなことに痙攣発作が治まると同時に残念ながら確変も終了(;´Д`)

 

そのまま家に帰ることにしたのですが、気になるのは

「何故、再び痙攣発作が起きたのか?」

ということ。

 

私は理系の人間で、こういった症状には何らかの原因・因果関係があるはずなので、それを自分なりに分析・解釈しないと気が済まない性格。

 

でも、今回の事例で予想されることはあまり良い想定ではない。

①縮小した脳の腫瘍が再び増大した⇒脳の浮腫みが再び大きくなり、脳を圧迫して痙攣発作。

②脳に新たな転移が生じた⇒脳の浮腫みが大きくなり、脳を圧迫して痙攣発作。

③元々脳の浮腫みが縮小して痙攣発作が治まったと思ってたこと自体が間違い(まだ、左半身の痙攣麻痺が治まっていない)

 

①、②は腫瘍の増大という、良くないケース。

③は腫瘍が現状維持(或いは縮小)でも起こり得るケース。

 

でも、いくら考えても結論が出る訳ではなく、また腫瘍の増大や新たな転移があるかも!?と悩んでも癌が縮小する訳でもないので、様々なケースを想定はするものの、それで悩んだり落ち込むことは無駄だと思っているため、考えるのはここまで。

 

実際9月にMRI検査の予定が入っており、嫌でも結論は約1カ月後には判明するためジタバタしてもしょうがない(^^ゞ

ということを考えながら岐路に着くのでした。

 

*****

 

そして、夕食後に痙攣発作防止(抗てんかん剤)のイーケプラの薬を服用しようとして、もの凄い違和感が!

 

その違和感とはこの写真。

 

ただの変哲の無い写真に見えますが、実はイーケプラは朝・晩1錠ずつ、1日で2錠服用します。

そして飲み始めは朝からだったので、夜飲むときは以下の様に1錠減ったこの状態で薬があるはずなのです。

 

なのに、日曜の夜は2錠きれいに揃った状態。

つまり、これが意味するものは・・・

そう、(恐らく)朝にイーケプラを飲み忘れているということ!

 

でも、明確に朝飲み忘れたか否か、実ははっきりした記憶がない・・・・

というのも、実は私は癌の治療を始めてから薬を飲み忘れたことが無いため、最近は薬ケースを使って朝昼晩に飲む薬を小分けする様なことは一切していません。

 

今は5種類の薬を、①朝だけ飲むもの、②朝晩飲むもの、③夕方だけ飲むもの(それも毎日飲むもの、2日おきに飲むもの、6投2休で飲むものが混在)、という複雑なパターンで薬を飲んでいるのですが、いつも処方された薬袋から必要な薬を取り出して服用しています。

 

一応、製薬会社に勤務しているということもあり、薬の飲み間違いは専門家として恥ずべきことという自負もあるため、この2年間飲み忘れは1度も有りませんでした。

(とはいうものの、1度だけ朝だけ服用のチラージンを間違って朝・晩飲んでしまったことは内緒てへぺろ

 

そしてここ2年間、薬を飲むのは毎日のルーチン作業になっており、無意識の内に薬を服用しているため朝飲み忘れたかハッキリと断言できないのです・・・

(例えるなら、今日家を出る時に鍵をかけたか?と聞かれて、いつも無意識にしているのでハッキリ覚えていない(でも、鍵はかかっている)という状態)

 

そして、もしイーケプラを朝飲み忘れていたとすると、もう一つ問題が・・・・

そう、朝一緒に飲むチラージン(甲状腺ホルモン剤)も飲み忘れている可能性が大ということ!

 

運が悪いことに、いつもなら治験薬のインライタも朝服用しており、これは服用の記録を必ず書かなかればなりません。

もしインライタの服用記録が書かれていなければ、チラージン・イーケプラも飲み忘れたと結論付けられます。

 

しかし、日曜日はインライタの休薬期間(6投2休のちょうど2日間休薬期間に該当)だったので、インライタは元々飲まないため、記録を見てもチラージン・イーケプラを飲み忘れたとは判断できない・・・

 

先程の写真で、ほぼ95%は朝薬を飲み忘れたのだと思うのですが、イーケプラはもう半年くらい毎月処方されており、もしかしたら半端な1錠だけを余り分として処方されている可能性もゼロではない。

 

それがもし有ったら、先程の写真の様なことも起こり得るので、

「飲み忘れた」

として追加で薬を飲んで、実は朝も飲んでいて倍量飲んでしまった、なんてことはシャレになりません・・・

 

結局、そういうリスクも鑑みて、チラージンは夜に半錠だけ飲みました。

(元々チラージンはゆっくりと作用する薬なので、飲み忘れたり多少過剰に飲んだとしても直ぐに体に不調が出ることは無いこと、また最近、2.5錠を2錠に減薬しているので、仮に朝2錠服用していたとしても半錠だけ追加なら問題は無いという判断)

 

そして先の痙攣発作の話に戻ると、もし朝にイーケプラを飲み忘れたとすると全てのつじつまが合うことになります!

つまり、脳の腫瘍が増大したり新たな脳転移が原因で発作が起きた訳ではなく、単純に薬の飲み忘れで発作が起きたということ。

 

正直左半身の痺れもだいぶ収まってきたので、以前飲んでいたイソソルビドやステロイドといった発作を抑える薬の服用は既に中止しており、今はイーケプラのみ飲み続けています。

 

しかし、今は脳の浮腫みも縮小して発作も収まっていたので、イーケプラも必要ないのでは?

・・・

なんて思っていましたが、やはりイーケプラの発作を抑える効果は絶大なものだったんだ、と薬の専門家としては恥ずかしながら痛感した次第です。

 

あらためて、

「薬の効果って凄いな!」

と思い返す出来事でした。

 

まあ、実は飲み忘れではなく、脳の腫瘍の増大or新たな転移という可能性もゼロでは有りませんが、つい2か月前のMRI検査の結果も鑑みると状況的にはかなり可能性は低いと思っています。

 

それとブログには書いていなかったのですが、実は毎日体重と体脂肪・内臓脂肪も記録を付けています。

1カ月位前から、クレストール(肝臓でのコレステロールの合成を抑えて血液中のコレステロール(特にLDL(悪玉コレステロール)を減らすお薬)を服用し続けた結果、体重に殆ど変化が無いにも関わらず明らかに体脂肪率(約15%)と内臓脂肪(約8%)の値が低下しました!

これも、クレストールの薬により、血中総コレスレロール値と、LDL(悪玉コレステロール)が低下した結果だと思います。

 

これも含めて、やはり

「薬の効果は凄い!」

と思います!

 

これからは、薬を飲み忘れない様に気を引き締めなければ!

とあらためて思う出来事でした(#^^#)