脳の腫瘍は半分に縮小してました!!<キイトルーダ投与25/35クール目> | 【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

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2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

皆さん、こんばんは!!

kazuです。ニコニコ

 

4月11日(木)に、病院に診察に行きました。

今回の診察の目的は大きく2つです。

 

①4月5日に受けたMRI検査の結果確認:

 ⇒2月7日に実施した、脳転移した腫瘍に対する放射線治療(サイバーナイフ)の効果確認のため。

 

②3週間毎に行っているキイトルーダ(免疫チェックポイント阻害剤:抗PD-1抗体)の点滴投与:

 ⇒但し①のMRI検査の結果、脳転移した腫瘍の放射線治療の効果が見られなかった場合は治験は中止になります。

 

4月11日は午前中は会社で仕事、午後から通院の予約を入れていました。

なので、本来ならMRI検査の結果を聞く午後の診察までドキドキタイムが続く予定でした。

 

しかし、治験で服用しているインライタの記録欄が無くなったため、朝一で治験コーディネーターに問い合わせの電話をしたところ、

 

「今回、治験継続が決定済みです」

 

とあっさり言われてしまいましたびっくり

 

治験継続(キイトルーダ投与)が決定済みということは、放射線治療による脳腫瘍への効果が有ったという前提のことなので、取りあえずは一安心!!照れ

 

全くドキドキ感が無いまま、午後病院に向かいました(^^ゞ

 

・・・

って、油断していたら、病院に着いてからドキドキすることを思い出しました!!

 

そう、それはルート確保のため注射のこと!!

 

以前ブログに書いたように、グリセオール(高浸透圧剤)の副作用の影響により、以前と比べて血管が固くなってしまい、最近はルート確保の注射が何度も失敗してしまう状況になっています・・・

 

そして、前回のブログで書いた通り、私は注射が大の苦手ショボーン

 

病院に着いてから、治験コーディネーターさんへ簡単な体調報告。

そうそう、以前ブログにアップした発疹はステロイド(デルモベイト)の塗布で落ち着いてくれたため、深刻な状況にならずに済みました。

 

その後、化学療法室へ移動。

4月という時期のせいか、今まで見かけなかった看護師さんの顔がちらほらと見受けられます。

恐らく新人か、はたまた部署移動で来られのでは?

 

さて、今回から注射前に腕を温めることになったので、お湯?が入った袋で両腕を5分程温めます。

たまたまですが、自分が化学療法室に行った時には、待ち患者はゼロ。

 

(どの看護師さんが担当するのかな?)

と思って腕を温めていたら、やってきたのは前回担当のNo1のベテラン看護師さん。

 

席について開口一番、

「いや~、kazuさんの注射、皆敬遠して誰もやりたがらないのですよ(笑)なので、私がやることになりました」

とにこやかに話します。

 

私は思わず苦笑い・・・

ふと横を見ると、看護師さん数人が周りに集まって、注射の状況を皆で観察(笑)

う~ん、完全にパンダの見世物の様な状態。

 

それほど難易度の高い患者に格上げされたってことね・・・

 

でも、今回は予想に反して温め効果が凄く良い方向に出ました!

ベテラン看護師さんが

「血管が盛り上がってくれて前回と全然違いますね!前回は針刺す場所が見つからなくてどうしようと思いましたが、これなら大丈夫!」

と一言。

そして、久しぶりに1発でルート確保完了!

採血もルート確保したところから行えたので、久々に1回の注射で失敗せずに終わりました。

 

その後、採尿と心電図の検査を行った後で診察です。

治験継続は既に治験コーディネータさんから伺っていたものの、MRI検査の具体的な結果は聞いていなかったので、まずはその結果を聞きました。

 

脳の腫瘍が約1.1mmから約0.6mmへ、約半分の大きさに縮小していました!ウインク

 

<MRI画像>

左の画像はサイバーナイフ治療前(1/24)、右の画像はサイバーナイフ後2カ月経過(4/5)

 

 

<MRI所見>

 

一先ずは安心なのですが、主治医に幾つか質問しました。

 

kazu:「画像を見ると、脳腫瘍の癌が残っている様に見えるのですが、効果が有ったと判断して良いのですか?」

kazu:「実は、左半身の痺れは未だに残っており、また痺れの発作は相変わらず起こっています」

kazu:「明確な因果関係は分かりませんが、6投2休で服用しているインライタを休薬するタイミングで複数回発作が起きており、これがもうずっと続いているので、偶然では無いと思います」

 

kazu:「何れにしても、サイバーナイフの処置を行ってから症状が極端に悪化してはいないものの、痺れは残ったままで痺れの発作も継続して発生しており、ずっと現状維持が続いたままで症状は決して良くはなっていません」

 

主治医:「頭蓋骨に囲まれた脳には、マクロファージなどのお掃除細胞が他の臓器に比べてかなり少ないので、仮にサイバーナイフで癌細胞を焼ききれたとしても、直ぐに無くなる訳ではありません」

主治医:「それと連動して脳の浮腫みもまだあります」

 

主治医:「kazuさんの痺れや発作の症状が続いていることを踏まえて、現状服用している薬は次回診察まで(1カ月間)は継続しましょう」

注)現状脳腫瘍の浮腫みによる症状を抑えるために処方されている薬は以下の通り。

 ①イーケプラ錠500mg(痙攣発作を抑える薬):1日2回1錠ずつ(朝・夕食後)

 ②デカドロン錠0.5mg(ステロイド:炎症を抑える薬):1日1回2錠(朝食後)

 ③イソソルビド内用液70%(脳圧降下剤):1日2回40mL(朝・夕食後)

 

主治医:「それと、MRIの検査は暫く2カ月間隔で行いましょう」

主治医:「仮にですが、サイバーナイフで脳の癌細胞を完全に焼き切れていなくて今後癌細胞が再び大きくなる様な事が有れば、外科手術で脳腫瘍を取り除くといった対応も必要になります」

 

・・・

要は、今回の結果は第一段階としてはクリアだが、仮にサイバーナイフで脳の腫瘍を完全にやっつけていたとしても、それがMRIで確認できるレベルになるまでには暫く時間がかかる。

 

また、完全にサイバーナイフで叩ききれずに今後再び増大する可能性もゼロではないことと、痺れや発作などの症状が決して良くなっていないため、2カ月という短いスパンでMRI検査を継続実施して、経過観察を行うということです。

 

ということで、まだ完全に脳の腫瘍をを叩いたと安心はできないものの、少なくとも癌が縮小していること、また新たな転移は見られなかったことから、悪くない状況だと個人的には思っています。

 

それと、いつもの血液検査の結果です。

 

 

一番注目している、副作用(甲状腺機能障害)がある甲状腺ホルモン関連の数値(TSH、F-T3、F-T4)はチラージン服用によりコントロールされており、問題無し!

 

その他の数値も前回と殆ど変わらず、主治医から問題無しとのお墨付きを頂きました!

(以前ブログで書いた通り、HやLとかは毎度のことであるため数値に大きな変動は無ければ特に気にしていません)

 

ということで、(朝に結果は聞いていましたが)今回も無事に治験継続が決定し、キイトルーダの点滴投与を行ってきました。

そうそう、キイトルーダの点滴投与は45分でキイトルーダを点滴投与⇒15分で生理的食塩水を点滴投与、の計1時間となります。

 

1月23日に脳転移した腫瘍の影響による突然の発作で左半身が痺れて動かなくなり、救急搬送された時に自分はこれからどうなってしまうのだろうと思いました。

それから約2カ月半が経過して(まだ安心は出来ませんが)、とりあえず脳に転移した癌の縮小が確認されたことと、治験が継続できてホッと一息つけた感じです。

 

明日は(というか、日付が変わってあと約2時間半後ですがガーン)、娘の模試の付き添いのため、朝6時には起きて活動です。

ブログを書くときは、相変わらずの長文&夜更かし&寝不足・・・キョロキョロ

来週からの仕事に影響しない様に、家に帰ったら昼寝だな(笑)

 

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治療中の方は良い効果が得られますように!

経過観察中の方は、良好な状態がずっと続きますように!

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