癌告知までの経緯(その3) | 【ステージ4:治療6年目突入】腎臓がんと闘うスロッターkazuのブログ

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2017年 50歳で腎臓がん&肺転移を告知されました(追記:51歳で脳転移再発、55歳で骨髄転移・骨転移を再々発)
<「癌になることは不幸ではない!」製薬企業で長年医薬品開発を生業とした経験から、前向きに治療に取り組み、日々を幸せに過ごすことを伝えるブログです>

そのからの続きです)

 

それから、朝の通勤渋滞にも巻き込まれ、車で約1時間かけてH病院に到着。そして呼吸器内科で診察・・。

先生は、CTの画像をおもむろに見せて、説明を始めました。

 

医師「この前のCTですが、肺だけでなく下半身の方も撮影を行いました」

kazu「はい」

医師「そうしたら、この左側の腎臓が肥大しておりまして、恐らく癌だと思われます

kazu「・・・・(茫然)」

CT画像見ると、素人の私でも左の腎臓が右に比べて2倍位大きいのが分かる・・・

医師「肺も、良く見ると白い点がいくつか見られます。咳が出ていた症状から考察すると、恐らく腎臓の癌が肺に転移したと考えるのが合理的です

kazu「・・・・(茫然)」

CT画像見ると、素人なので気管や血管と癌の区別は良く分からない・・・が、先生が癌と示している箇所はまるで夜空の星を見ているように白い点が無数にあるのですが(悲)・・・。

医師「泌尿器科の先生にもCTを予め見せていますので、腎臓の所見については専門の泌尿器科の先生から詳しくお伝えしますので、泌尿器科に今すぐ行ってもらえますか」

kazu「・・・はい・・・」

 

そして、茫然自失の状態のまま、泌尿器科の先生のところへ・・

泌尿器科医師「呼吸器内科の先生から、話は伺っています」

と、先の呼吸器内科の医師とほぼ同じ内容の説明を始めた。

一通り終わったところで(そういえば、さっき「恐らく癌」といっていたなぁ。ということは僅かでも癌でない確率があるのではないか!)と思い先生に問いかけてみた。

kazu「先生、この腎臓が癌でない可能性はどの位あるのですか?」

泌尿器科医師「(一呼吸、間をおいて)・・まず、間違いなく癌です

 

・・ああ、終わった・・・ちょっと鈍い私でも、「生検しなくても、これは100%癌です」と宣告されたということが理解出来た・・・そして、腎臓の癌が肺に転移したことが確定したということも・・・。

 

さらに、質問。

Kazu「この癌は、いつ頃発症したものですか?」

泌尿器科医師「進行性の癌か否かで変わってきますが、一般的には1・2年では無く、もっと長い期間ですね」

(その後、手術をして取り出した左腎臓の癌の大きさは約10cmでした。一般的に1年で2cm大きくなると医師から言われたので、発症してから約5年経過していた計算になります・・・)

 

Kazu「非常に話し難いかも知れませんが、余命とかはどれ位になるのですか?

泌尿器科医師「腎臓癌もタイプが色々あるので、実際に生検して見ないと具体的な話は出来ません。あくまでも一般論で話すと、一般的な腎臓がんのタイプなら、手術・投薬治療を行えば生き長らえることは十分出来ます。一方、可能性は少ないですが悪性の進行性の早い癌の場合は、数箇月ということも有り得ます

Kazu「・・・・・・・・」

ちーーーーーん。質問した時に有る程度想定していたとはいえ、「最悪、余命数箇月」は結構ショックでした。

その4に続く)