(その1からの続きです)
2017年6月27日、H総合病院の「呼吸器内科」で受診し、レントゲン撮影&呼吸機能検査等を受けて診察を受けました。しかし、ここでも原因は良く分からず・・・。
先生も、「原因は良く分からないので、これまでと毛色が異なる漢方薬を出しますね。それを2週間位飲んで経過を観察し、効かなければ次の治療方針を考えましょう」と言われました。
ちなみに、帰りに薬をもらったら、それは見覚えのある薬・・・「これ飲んでも、咳止まらなかったのに・・」とちょっとがっかりした記憶が有ります。
(実は、私はそれまでお薬手帳をちゃんと付けていなかったので、先生も私が別の病院で飲んでいる薬は把握出来ていませんでした。この件は、完全に私に非が有りました・・・)
そして診断の最後に先生はこう言いました「レントゲンでは肺はきれいで問題ないのですけど、1箇所極々僅かに白く映っている箇所がありますね・・・う~ん・・これは問題無いと思いますが、一応、問題が全く無いということを再確認するため、念のためCTも撮っておきましょうか」
この一言により私の命が救われることになろうとは、その時は夢にも思いませんでした。
(後の造影剤を入れたCT検査で、腎臓がんが静脈に浸潤していることが判明し、急遽手術がすぐ出来る病院に転院(最初から数えて6つ目です!)しています。この時にCT取っていなかったら、その後恐らく長い間癌だと気付かないままだったと思います・・・)
その後7月11日にH総合病院でCT検査を行い、そしてCTの結果を2017年7月18日に受診することになりました。
そして2017年7月18日、私にとって人生で最も長い1日が始まったのです・・・。
当日の予約は11時頃だったため、会社を休んで「今日はゆっくりできる」と思って朝ゆっくり寝ていました。
朝の7時半過ぎに、突然携帯電話が鳴って目が覚めました。「なんだよ、ゆっくり休めると思ったのに、また会社でトラブって緊急の呼び出しか・・」と思い、携帯を見ると見慣れない電話番号が・・・一応、出てみると
看護師「H総合病院ですがkazuさんですか?」
kazu「はい・・(眠いのになんだよ・・・)」
看護師「今日11時から予約だと思いますが、今直ぐに来てもらえますか」
kazu「はぁ?(ちょっとムッとして)今直ぐって、家から病院まで車で最低40分はかかるので直ぐには行けませんが・・」
看護師「今日、会社はお休みですか?」
kazu「・・はい、一応・・」
看護師「では、申し訳ありませんが、今から病院に向かう形で良いので直ぐに病院に向かってもらえますか」
kazu「・・はい・・・」
このやりとりで、半ば強引に病院に行くことになりました。
この時は、「なんだよ、人が寝ているときに強引に呼び出して(怒)。どうせ、先生が学会か何かで診察時間が変更せざるを得ない状況になったのだろう。しょうがないなぁ」と感じており、その後天地がひっくり返るような告知を受けるなんて、さらさら感じていませんでした。
(その3に続く)