難病で寝たきりだった青年が２１年の生涯を終えた。想像を絶するご苦労があったと思うが、家族全員がそれぞれの思いをもって護摩供養に臨まれた。指一本も動かせなかった彼が護摩の炎を通じて、今は地球を離れ、まったく自由を謳歌していると伝えてきた。そして、家族の一人一人に感謝の思いを伝えた。護摩の後、弟さんにギター演奏でお兄さんの追善供養をしてもらったが、私の読経よりも届いたように思う。
親しき人との別れは誰にとっても辛いものだが、つくづく生死の壁は薄いと思う。しかし、生きても死んでも、唯一の目的は霊性の向上にある。そのことさえ間違わなければ、この世は大道を行くようなものだ。【摩９５３回】 直近の予定はHPのイベント欄を御覧ください。「弘法護摩」は随時受付中。町田宗鳳 | ありがとう禅 (arigatozen.com) 動画サイト：https://www.youtube.com/@machidasoho9820