神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

護摩祈願・オンラインありがとう禅・ありがとう断食などに関する詳細情報は、町田宗鳳のホームページをご覧ください。ご参加をお待ちしております。https://arigatozen.com/

 ある女性から今まで癌治療のこと、家庭のこと、仕事のこと、転居のことでご相談があり、そのつど弘法護摩を焚いてきた。しかし、いつまでも彼女の心の焦点が定まらず、あれこれ迷っているようだった。短気者の私は「いい加減にしろ!」と叫びたいところを、今回もガマンして彼女の話に耳を傾けているうちに、彼女が過去世においてカトリックの修道女だったと直観した。本人も教会の十字架の前に立つと、なぜか涙が流れると言うし、「うちの魔女」も護摩の炎の中に十字架が浮かび上がるのを見たという。そこで、これからは神棚でも仏壇でもなく、家の壁に十字架を祀り、それに向かって真剣に祈り続けることを奨めた。それによって過去世の記憶と、現世での意識の統合が可能になり、きっと彼女は人生の泥沼から脱出することになると思う。「意識と無意識の統合(Integration)」が全人格的成熟に不可欠という理論を作ったのはカール・ユングだが、彼でさえ、ここまで具体的な統合の仕方は知らなかったはずだ。それにしても坊主はあまたいるが、仏像ではなく「十字架」を拝みなさいというのは、どこかのナマグサ坊主しかいないはずだ。(笑) 【弘法護摩1090 1月26「日「オンラインありがとう禅」、2月2日「節分・福はうち護摩」

 ある方から菊芋を頂き、それを唐揚げしてもらったところ、あまりに美味しく一皿ぜんぶ平らげてしまった。するとその夜、便意を催し、何度もトイレに通った。不思議に思い、菊芋のことを調べてみると、その効果として以下のようなものが列記されていた。

 

食後血糖値の上昇抑制腸内環境の改善免疫力の強化基礎代謝の向上脂肪蓄積の抑制コレステロール値の低下高血圧の改善むくみの解消

 

 凄い食物だ。「ありがとう断食」でも参加者全員に宿便排泄を体験してもらっているが、菊芋を常食すれば、断食と同じ効果があるかもしれない。この春から野菜作りをしようかと考えているが、いの一番に菊芋を植えよう。(笑) ちなみに今年の断食は、いずれも満席近くになっているので早い目にご予約ください。【弘法護摩1090 1月26「日「オンラインありがとう禅」、2月2日「節分・福はうち護摩」

 家族の誰かが長年にわたって家に引き篭もり、大きな苦しみを抱えている人は全国に何十万人もおられるはずだ。この問題は一種の国難だ。その中の一組であるご夫婦から35歳の息子さんのことでご相談があった。その年齢まで自閉症的な症状を抱えている場合、医学的にも治療困難と判断されるはずだ。生い立ちなど詳しくお話を聞かせてもらって、私もどう答えていいのか分からなかった。ズームで護摩に臨まれたのだが、弘法大師の解答は明確だった。「神棚に大黒天を祀り、家庭の中に笑いを取り入れよ。そうすればアマテラスの岩戸開きのように、いつの日か自分の力で、殻から飛び出してくる。そのことを信じて疑うなかれ」というものだった。大黒天像は笑みを浮かべているので、それに向かって「笑いの神事」でもすれば、家庭の波動を変えるのかもしれない。人間には生きる振り幅に大小があり、世界を舞台にする人間もいれば、自宅だけを自分の空間にする人間もいる。しかし、そこには優劣がないとも言われた。彼が一人の社会人として、生き生きと暮らす日が訪れることを祈るばかりだ。かつて町田宗鳳も世界を股にかけて活躍していたが、今は「ありがとう寺」に引きこもり、毎日ヤギのゆいちゃんと戯れるしか生き甲斐がないらしい。可哀そうに。(笑) 【弘法護摩1089 1月26「日「オンラインありがとう禅」、2月2日「節分・福はうち護摩」