ソ連の一方的な平和条約破棄により、数十万人の人たちがシベリアに連れ去られた。そこで起きたことは、人類史に残る悲劇だ。それでも中国や韓国と異なって、日本は過去の怨讐を政治の道具にしていない。日本人はお人好しなのかもしれないが、それは一つの国民的善徳だ。
ところで、シベリアで亡くなった祖父の護摩供養をされた方がいるのだが、その時、無数の同胞が成仏もできずに苦しんでいるという声が届いた。それで日を改めて、シベリア抑留犠牲者の供養をしたのだが、やはり絶望的な状況にあったようだ。
「早く命を果てるは 若き同胞
過酷なまでの今を生きるも 同胞である
すべてを失っても 生きる術は見失うまじと 生きる道を探る」
大局の眼を欠いた未熟な政治家たちの判断ミスで、同じ悲劇を招いてはならない。今こそ敵対しない政治手法で、この国の平和と繁栄を維持してほしいものだ。それは数百万人の戦没者の願いでもある。


