
私はかねてから、東洋と西洋、科学と宗教、善と悪を統合する「結びの思想」の重要性を説いてきました。その思想を神話の世界で体現しているのが、菊理媛命(くくりひめのみこと)です。彼女は黄泉平坂で夫婦喧嘩をしたイザナギとイザナミを仲直りさせた神様でもあります。この神話は生と死、光と闇の統合を象徴しています。一切が分断される現代世界において、菊理媛命の役割は極めて重要なものとなっています。
菊理媛命のもう一つのお姿は、かぐや姫ですが、中世の『富士縁起』には、かぐや姫の故郷は月ではなく、富士山のお胎内だと記されています。また菊理媛命の本体は龍神だとされていますが、「ありがとう寺」にも立派な龍神が鎮座しておられます。菊理媛命が祀られている白山神社(輪島市名舟)で営まれる八月一日の祭典に、遠く富士山山麓で暮らす私たちがお招きを受けたのも、そういうご縁があってのことでしょう。
その際、家内がアマミ舞(奥津かぐや姫)をご奉納させて頂くことになっていますが、たった数分の奉納舞を実現するために地元の方々のみならず、著名な振付師、演奏家、服飾家までもが惜しみない協力をして下さっているのは、ご神意としか思われません。この祈り舞を節目に何かが大きく変わるかもしれないことを、人々は直観しておられるのかもしれません。
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【スケジュール】
l ありがとう断食セミナー:8月26-28日、11月25-27日
l オンライン「ありがとう禅」:5月27日、29日(単発・年間お申込み受付中)
【お申込みフォーム】
「5月分お申込み」
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScurE_zD6gC7a5JScxzF5eTFbvuKOoJxIqAVp-VDU2ess_ycQ/viewform?usp=sf_link
「年間お申込み」
https://forms.gle/UySU81tBdSZrSE3U8
l 月例護摩:5月27日(金)13時 (年間祈祷お申込みの方は、オンライン「ありがとう禅」にも無料で参加できます)ご予約は酒井:chisato.s819@gmail.com、または090-3389-3521まで。 l