『信仰と医学』という題名に惹かれて図書館で借りた。著者は精神科医でもある帚木蓬生氏。
内容は有名なルルドの泉の経過を詳しく調べたものでした。ウィキペディアによれば「1858年に1858年にルルドの聖母の出現以来、カトリックの巡礼地となり、聖域の事務局によれば、約6万人の患者や病人を含む毎年600万人の巡礼者や観光客を迎え入れている[1]。の出現以来、カトリックの巡礼地となり、聖域の事務局によれば、約6万人の患者や病人を含む毎年600万人の巡礼者や観光客を迎え入れている」とあります。
話は消費増税の話です。
10月から増税です。それより前に値上げが続いています。社会保障に使うとされていましたが、現実は法人税などが下がったので収入は増えていません。だから社会保険料などの国民負担率は高止まりです。
「消費税が法人税、所得税に並んだ
日本の税金は、消費税中心へと大きく変わりつつある。 三%の消費税が導入された一九八九年度と、消費税率が八%になった二O一四年度の国 の税収を比較すると、五十兆円台半ばでほぼ同じである。だがこの間に消費税収は約十三 兆円増え、その分、所得税収と法人税収が減った(図3、4参照)。 「消費税シフト」の背景には、働く世代の人口が減り続け、国の借金も膨らんでいくなか で、お年寄りを含めて薄く広く負担を求める消費税で日本の財政を支えていこうという政府の判断がある。
ところが、消費税が増税されても現役世代の給料は上がらず、消費税が八%に上がった一四年度の実質賃金は三%も下がった。消費税が導入される前の春闘で、政府が経済界に異例の賃上げを要請し、春闘で二%を超える賃上げが実現されたという声が労使から出ていたが、実際は違った。労使が「賃上げ」と呼んでいるものは先輩の給料に追いつくための「定期昇給」を含んだもので、ベースアップ分はわずかしかないためだ。そのわずかなペースアップは消費増税に追いつかず、実質賃金は大幅なダウンとなっている。」(『ルポ 税金地獄』)