知らないハズなのに懐かしい | ちょんまげインプの部屋

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いらっしゃいませ、変態(いろんな意味で)の部屋へ。
これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

先日の日曜、4年ぶりに開催された「第2回・昭和自衛隊サバゲー」。

「さぶろう」さんが主催し、非常に濃い参加者が30人以上集まってまさに異次元空間を醸成していました。

あの中にいればワシもまだフツウと言えるでしょう。

なんせ本当の真正変態集団なのですから・・・!

(↑褒め言葉)

 

今回、同行者がおらず一人で気楽に向かったのは、野戦フィールドのジェロニモ。

そして朝食は、名物の「朝そば」400円也。

あとコーヒーもごちそうさまでした。

この日はまだ暖かいほうでしたが、それでも朝のうちは冷えるので温かい蕎麦は嬉しいです。

しかし見てください、セイフティのこの光景・・・

レギュレーション上、当然ではあるのですが、旧装備の自衛隊の人しかいません。

大きな違いは旧迷彩かODか、くらい。

背中にスコップをしょった人や背嚢をしょった人も何人も。

ふつうのサバゲではせいぜい現行陸自迷彩の人がいるかどうか、ですが、それどころの話ではありません。

ちなみにフリマも出せるので、ワシも。

とはいえ持ち込んだのは自分のレプリカは少しで、何年も家で眠っていた旧装備用の丸天帽や雑多な装備がメイン。

たまに古い装備をまとめ買いすると、自然と溜まっていくので…。

他にもいろいろとヤバめなものを出品してる方がちらほら。

映画等用のプロップガン?のロケットランチャー。

すげえ!

 

今回のレギュレーションは、「昭和自衛隊」とはなっていますが、平成2年までの陸自で使われていたものであればOKというふうに条件が緩和されました(平成3年から2型装備が支給されだしたため)。

つまり88式鉄帽や89式小銃は採用されていたので、64式を持っていないワシでも参加できた…というわけです。

そんなワシの装備。

いつも着てる「3型裁断の旧迷彩」ではなく、ちゃんとした「当時の旧迷彩作業服」です。

ただし商品自体は新しく、2年前にMファクトリーさんが復刻されたもの。

新しい服は着心地がいいのですが、皆さんは色あせて年季の入った色味の作業服なので、ちょっと恥ずかしかったです。

でもこれから色あせていくからいいんだもん!

 

他の皆さんはそれぞれすごい装備ばかりなのですが・・・

海自・陸警隊の方々。

いつも物販ですごいものを持ってきてくださっているやナギさん。

 

さて・・・。

開会式では何度か所作の練習をして、全員でタイミングを合わせて敬礼したりなんだり。

ジェロニモさんからいただいた画像。

ワシも写ってました。

 

そしてAMは肩慣らしのゲーム。

マーカーをつけず、OD部隊と迷彩部隊に分かれます。

普通のサバゲでこんなに旧迷彩と64式が集まる光景なんてまず見ません(笑)

 

さて。

まずは山裾のJフラッグから進撃。

久しぶりのちゃんとしたBB弾サバゲなので少々警戒しながら山奥を回り込むも、一向に敵の気配がしません。

セイフティ側が騒がしくなってきたので、敵は山側を侵攻してこないのかもしれません。

とはいえ油断せずソロソロと林の中の小径を進み、敵陣の前面を塞ぐ櫓が見える辺りまで進出すると…

敵陣方向、櫓や指揮所壕に数人の敵が警戒しているのが見えます。

櫓(画像はジェロニモさんから)

壕(画像はジェロニモさんから)

このまま撃ち合っても埒があかないものの、かといって敵陣に進もうにも植生が切れた地点を通過しなければならず、そうなると敵陣への奇襲はもうできません。

近くまで来た友軍と「ここにいても仕方ないから回り込みましょう」ということで、敵に見られるのを承知で駆け足で次の茂みに進むと、櫓とおぼしき辺りからピシパシと射弾が追ってきます。

ただ、櫓という「固定砲台」の射撃であればまぐれ当たり以外は怖くないので、櫓付近を避け、濃い茂みを伝ってさらに敵陣に迫ります。

そして、さてここから敵陣までどうやって行くか…と2人で藪の後ろで敵弾を避けていたら、いきなり前方から敵、我々を狩りに接近してきました。

咄嗟に敵と撃ち合ったものの照準なんてできてなく、伏せたところで櫓からの遮断がブッシュを抜けたらしく、後ろの友軍が戦死。

こりゃタマラン…と敵に向けて1連射放って後方のブッシュに後退。

そこにまた櫓あたりからの射弾が送り込まれ、ここも居場所がないと1連射ぶっ放して後退。

ただ下がっただけだと位置を推定され狩られてしまうので、ぐいっとフィールド内部に進路を曲げ、結局もといたところに戻ってしまいました。

敵は複数人いる模様ですが、ワシの所在を確認できていないようで、遠くから話し声はするものの、進んできません。

そこで敵を待ち伏せることにして、狩り場を探します。

…あった。

ちょっとした土手がありブッシュもあり、物理的にも視覚的にもこちらを隠掩蔽してくれる上に、左右の見通しは一応は可能で、背後に逃げ込める小径(こみち)とブッシュもある。

そこに潜むこと1~2分。

敵が数人でワシを掃討しにかかってきました。

とはいえワシの潜む位置を誤算し、ワシがまっすぐ後退したものとみて、ワシよりフィールド外側から姿を現し、ワシの潜む方向には注意が向いていません。

おそらく、

「あれ?さっきのアイツどこにいった?」

「アイツもういない?」

という感じで思案している模様。

そして敵は固まって周囲を窺っていますが、まだ脅威を完全に排除したわけではないのですから、少し散るべきでしょう。

では教育してやるか。

左右を見て、後ろを見る、うん、敵なし。

パパパン!パパパン!パパパン!

3点射で撃ち込むと叫ぶ人、伏せる人、走る人で敵はばらばらっと算を乱しました。

ブッシュ越しだったことと距離がいまいちつかめなかったこと、黒弾を使ったことで弾着の行方がわからず、当てたかどうか分かりませんが、敵が立ち直って束でかかってくる前にまた新たな位置から攻撃しないといけません。

ピシパシと弾が飛んでくるためフィールド内部側に逃げ、先ほどワシがいた所に向けて攻撃してくる敵を斜め横から、いただきまーす・・・

ピー!

時間切れです。

見ると敵は4人ばかり、ふう、この集団にマトモに狩られたらひとたまりもなかった・・・

 

その裏は、またも一人で山奥を周っていくと、さらにその外周を回ってくる敵がいて、その敵と一騎打ちを演じたものの倒せず、埒があかないので放置して敵陣に向かったりしましたが、ゲームが終わってみればそれはいつもジェロニモで一緒になるKK君で、そりゃあお互い回り込むよな~と(^^;

 

ここで昼食。

予約が20人を超えると、カレー屋ジェロニモの開店です。

今回も「あるだけおかわり自由!なんなら追加でコメも炊きますか?」という嬉しいサービス。

中には飯盒持参でそこに(ラップを敷き)カレーを入れてもらって喫食する参加者もチラホラ…。

(一人いた、というわけでなくチラホラですからね)

 

これは前回のヤセンノススメでも見たUFCのカールグスタフM3ですが、katoさんが陸自仕様のM2に改造したもの。

すごいのがこのテレスコープで、見てくださいこの刻印。

3Dプリンタで20式小銃も再現されていた猛者?変態?さんですが、この再現度の高さには毎度おどろくばかり。

そんなわけで写真を撮らせてもらいました。

うーんカッコイイ!

それっぽい!

 

午後は、状況。

ワシはお先に失礼するので写真を撮るのみ…ううう…。

午前のゲームと同様、迷彩とODに分かれて対戦するそうです。

いやあいい眺めですなあ・・・。

今回は参加のハードルを下げるため、装備の条件を緩和した関係もあり、各人の装備はいくらかまちまちでしたが、それでも少なくとも同じ迷彩・OD服に旧半長靴という点では統一されていたので、ご覧のようにかなりぴしっとして見えます。

分隊長が隊員に指示を下しています。

で、主催のさぶろうさんが花火のようなものを用意し、迫撃砲の弾着を再現し、一斉に伏せているOD部隊。

 

作戦を練る旧迷彩部隊。

 

・・・で、ワシは子の体調がまだ芳しくないことからここで失礼とさせていただきました。

後ろ髪を引かれまくったせいで、後頭部がはげました。

ああ、今度こそはフル参加したい・・・

 

・・・というわけで、昭和自衛隊サバゲは最高に楽しい場所でした。

さぶろうさん、素敵な会をありがとうございました!