醤油の国へ | ちょんまげインプの部屋

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いらっしゃいませ、変態(いろんな意味で)の部屋へ。
これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)

某旅行サイトでのポイントが結構溜まったので、一泊でおでかけしてきました。

本当はついでに浅間台スポーツランドにでも寄り、ひとっ走りしてから…と考えていたのですが、前日に全国的な大雪が。

同じ週の平日に2回も雨予報が出たのにその都度曇りや晴れに変わったのに、金曜の雪だけは頑なに変わろうとしません。

それどころか大雪かも?ということで旅行じたい危うくなるほどで、浅間台でのジムカーナはお預けとなったのでした。

 

で、土曜になってみると快晴。

しかもちょっと暖かい。

ジムカもしないことになったし、早朝の路面の凍結が怖いからと10時出発にしたのですが、雪の影響でお出かけを自粛してる人が多かったのか、道路は割と空いていました。

いつもなら絶対に寄り付かないアクアラインも、ちょっと混んだ程度。

というわけで、順調に房総半島に上陸できてしまいました。

途中でパシャり。

思えば数年前に養老渓谷に行った際はまだこの高速が通ってなくて、細い下道で怖い思いをしたものだ・・・。

 

で、昼過ぎにランチで寄ったお店の駐車場に、ヤギがいました。

車から降りると寄ってきたので、なでてもらいたいのかな…と近づいたら、頭突きをされました。

敵判定を受けたようです。

この辺りで検索すると、あちこちに良さそうなお店がいくつもあって悩んだのですが、ココもなかなか良かったです。

 

ここからは銚子まで、ずっと下道で。

以前、大洗に行った時は銚子の上あたりからずっと下道でしたが、このあたり(九十九里の内陸部)の下道は非常に単調で、それでいて車は割と多く、かなりつまらないドライブとなります。

高い山もビルもないので空は広いのですが、海があるわけでも川があるわけでもなく、ひらすらお店や人家が続くという。。。

 

その苦行も1時間ちょいで終わり、ようやく最果て感のする寂寥とした雰囲気になっていきます。

銚子市街に入ると、あちこちに醤油の看板が。

漫画の「仁」でも出てきましたが、銚子は昔から温暖湿潤で季節による温度差が少なく、醤油づくりに適した土地なんだそうです。

それで江戸時代から醤油づくりが盛んだったとか。

ヤマサとヒゲタが二大巨頭ですね。

まあワシは納豆には醤油を入れない派なのですが…

あとは、今は科捜研のイメージしかない沢口靖子が、NHK連続テレビ小説「澪つくし」の主人公だったのもこの銚子が舞台でした。

 

で、15時すぎにお宿にチェックイン。

昔ながらの昭和のホテルという感じです。

若い頃に職場旅行とかで行ったようなところだなあ。

すぐ近くが海なので、窓を開けると「ドドドドド…」という低い音が聞こえます。

 

で、一度フロに入ります。

ココは露天だけが天然温泉なのですが、日帰り入浴の方がけっこういらして、ゆっくり浸かれず。

そしてワシだけ歩いて銚子電鉄の駅まで行きます。

1日乗り降り自由のきっぷ。

ローカル線ですなあ。

ここで電車が到着。

この銚子電鉄、速度はゆっくりですが、路盤が弱いのか、かなり揺れます。

乗客は地元の方々とワシのような「乗りに来た」層で半々くらい。

マスコン+ブレーキハンドルという、古い仕組みの運転台。

「銚子」電鉄というからには、海を見ながら沿岸部を走るのかと思いきや、内陸の小高い林の中を走るので、海要素は全くありません。

のどか…というには人家が多いかな。

ローカル線でしか見られない、弾性ポイント。

ポイントがバネで直進方向に押されているので、向こう側から来る列車はまっすぐ進み、こちらから進むとポイントが車輪に押されて開くというもの。

林のトンネル。

派手にデコられた途中の駅。

 

で、僅か20分にも満たないうちに、銚子に到着。

銚子はかなり都会でした。

ここで折り返します。

夕暮れが似合います。

タブレットが生きていました。

…というわけでオシマイ。

 

太平洋も暗くなってきました。

またフロに入りましたが、今度はガラガラでした。

真っ暗。

 

夕食。

この銚子ビール、駅の売店で買うと600円ですが、ホテルで頼むと650円と50円しかUPしていません。

この日本酒、千葉県の新しいブランドだそうですが、これがスッキリしててなかなかウマイ。

というかスッキリしすぎていて危険(飲みやすくてついつい飲みすぎる)。

10年前くらいまでは大食漢だったワシも、今は人並みになってしまい、ヨメや子の残したものを全部処理するのもキツくなってきました。

とりあえず自分の分は当然完食するとしても、ヨメと子の分は少し残すハメに…。

はあ~苦しい。

まあ贅沢を言わせてもらえれば、天ぷらは途中で揚げたてのものを出してほしかったなあというのと、せっかく銚子なのに地の魚がなあ。

 

夜は親子で初めて人生ゲームを。

眠くてつらかったですが…。

 

で、朝。

朝食の後にまたフロに入りました。

しかし今回は、どうしても次の時間が気になってゆっくり入れなかったのが残念。

せっかくの休みと言っても所詮はせいぜい1泊しかなく、帰りは渋滞を避けなければいけないので、どうしても時間に追われる行程になってしまいます。

まあ旅行に行けるだけでも十分に幸せとも言えるのですが。

犬吠駅の売店で土産を仕入れます。

赤字の銚子電鉄、前2021年度は黒字を達成したそうです。

自虐ネタを含めた企業努力がものすごいので、結果が実ってよかったです。

 

そこから香取市まで、またも単調で退屈な一般道で1時間走り、高速にのって成田ゆめ牧場へ。

ちっぽけでちょっと馬でも見ておしまいなんじゃないの?と想像していましたが、けっこう大きく、お客もたくさん。

子は以前から「牛の乳しぼりがしたい」と言っていましたが、今日は整理券がはけてしまいできず残念。

代わりにパパがおねいさんの乳しぼりでリベンジするね!

↑なんてことを言おうものなら…。

でも、乗馬体験はぜんぜん待たず。

後はヤギに餌をやったり。

 

この牧場のいい所は、食事がしっかりしているところ。

出来合いのチンで済ませるものでなく、ちゃんと作ってるようなランチや、ここならではのスイーツなど…。

オムライス。

チーズのピザ。

単品で注文したコーンポタージュが秀逸で、この牧場の牛乳と、あとはうさぎフェアとのことで人参が使われてて、そんでウマイ!

 

うさぎの小屋で餌やり。

カワイイ。

溶けかかるウサギ。

監視員のフクロウ。

 

・・・というわけで、帰りの渋滞を避けるために2時半には撤退。

ホントは昨日、ジムカーナもしてたはずなのになあ。

それでも大好きなBRZに長時間乗れたのだから、ヨシとしましょうか!

 

 

(おしまい)