たかがテクニック、されどテクニック

これまで10年間、ベッドテクニックをお伝えしてきた私・・・

最近ね､

「セックスは本能で出来るものだから、テクニックを学んでまで行うだなんておかしい！」

と発信される方が増えてきたので、

「果たしてそうなのだろうか？」

と自分なりに改めて色々と巡らせていました

さて。

実際に､ずっとテクニックを伝えてきた私であっても

「テクニックって、実はあまり意味がないんじゃないか？」

って思ったこともあったし、
そのまた逆に、

「やっぱり、テクニックで身を助けることがあるよね！」

と思うこともありました。

これは、

「テクニックは要らない」という方々からは・・・

・頭を使ったベッドライフは、快楽に没頭できなくなるから頭を使うべきではない
・テクニックを使うことによって、目の前の相手をしっかりと見られなくなるのでは？
・相手のことをよ～く見ていたら、自然と相手が喜ぶところを触れられる様になるもの！

という、ご意見を伺ったり、
また

「テクニックは必要」という方々からは・・・

・自分に自信がないから、テクニックがあると有難い
・お互いに女性器の場所が分からずに苦労したことがあったので必要！
・やはりテクニックを知ることでマンネリ感が減るから必要！

といったことをお伺いすることがあったのと～

実際に、自分で指導したクライアントさんより

「テクニックに走り過ぎたがあまりに相手に引かれた・・・」

という報告もいただくこともあれば、
手法に囚われ、自分の気持ちが乗っていないセックスをされているヒトもいて。。。

そういうのを目の当たりにすると、

「テクニックよりもマインドを育てることの方が大事だ」

って思う様になることもあり、
マインドを中心にお伝えする時期もあったりしてね。

・・・と、これまで試行錯誤しながらテクニックをお伝えしてきた訳ですが～

振り返ってみるとね、
ステキなベッドライフを送れる様になった方って

・手技のテクニック
・言葉のテクニック
・相手を想うマインド

これらの３つがバランス良く身についた方々だったのですよね

言い換えれば

・手技のテクニックを身に付けるだけでもダメで
・言葉のテクニックを身に付けるだけでもダメで
・相手を想うマインドを持っているだけでもダメ

なのです。

例えば・・・

相手を『想う』気持ちは誰よりも強くても、
異性のカラダに関する知識やメカニズム、そして触れ方を知らなければ・・・

相手は、その『想い』を充分に受け取ることが出来ず、
ヘタすれば、その『想い』は真逆に捉えられてしまうことすら出てくる訳です。

表現法という【テクニック】を知らなかったが故に
豊かな『愛情表現』や､『愛情交換』が出来なくなることって結構あったりするのですよね

ですので、私は
やはり

「テクニックは必要だ」

という結論に至りました。

そうそう、ついでに～
「本能だけではできない！」という裏付け記事を見つけたのでシェアさせていただくと・・・

実際に、ある実験によれば

何も性の情報を入れていない年頃の男女を２人きりにさせ
セックスをさせようとしたところ、やり方が分からず、出来なかった

のだとか。
また、

ハリー・ハーロウの『愛のなりたち』という本によると

【群れから隔離されたサルはセックスができない】

っという研究結果が掲載されていて、
オスもメスも隔離されてしまうと、ちゃんとセックスができる割合が減少してしまうのだそうです。

これは、特にオスの方が絶望的なのだそうですが、

『やり方を知らない』というのはサルでも致命的

なのでしょうね

（人間においては昔、年上の女性に『筆卸し』の儀式などを受けていた､という文献もありますが、それはきっと、そういうのをしっていたからなのでしょう

）

・・・と、そういう背景からしても、
やはり

「テクニックを学ぶことは必要である」

という風に思っています。

実際に

「今までテクニックに頼らずに来たけれど、もっと相手と通じ合いたい！と、思ったら学んでみるのもアリかな～、と身に付けてみたら、より相手の美しいサマが見られる様になった。
もっと早く身に付けておくべきだった・・・」

などといった、ご感想をいただくこともありました。

そして、
テクニックを通じて

・自分と向き合うきっかけになったり
・自分に自信がついたり
・相手とより深く愛し合うことができたり

する方もいたのは事実

だったので・・・

「芸は身を助ける」ではないけれど、
「テクニックは身を助ける」ことも多々あるんじゃないかな～と思っております。

さて、明日から開講する【夜道～やどう～】では、
この辺のこともお伝えしていこうと思っておりますので