兵庫・神戸・加古川
心屋塾認定講師で心理カウンセラー
中村佳代です。
息子、部活やめるってよ その1〜ウソをつかせていたのは母だった編〜
のつづきです。
息子が部活をやめたい2つの理由。
一つ目は、レギュラーじゃないから、試合に出られないから楽しくない。
二つ目は、嫌いな子がいるから行きたくない。
おー、そういう理由か。
うん、わかる。少しはわかる。
だけど、そんな理由で??という気持ちも湧いてくる。
どうしたもんかと悩む。
息子はどうしたいのか?
私はどうしたいのか?
親としてどう言葉をかければいいのか?
正解が欲しかった。
まず一つ目の【レギュラー問題】
そもそも、運動キライの息子が、ハンドボール部に入るって決めてきたのにもビックリした。
で、苦手なはずの運動を楽しく1年半続けたのもある意味キセキ。2年生の夏まで、よく続いたなぁとも思う。
レギュラーになれないのは、センスもあるんだろうけど、練習に熱が入ってないんだろな。練習を一生懸命やる気にならないのは、楽しくないんだろな。
で、楽しくないのは、仲良い友達がいないからなんだろな。と母の予測。
ならば、二つ目の問題の方が重要なんじゃないか?【嫌いな子がいる問題】
でもさ、嫌いな子なんているよね?しかも、何人かいるよね?たった1人キライなだけで、やめたくなるほどイヤになるもんかね?
息子には何かと厳しい母。
「そんなん、人生で誰でもぶち当たる問題や。」「逃げとってどうする。」「仲良い友達作る努力はしたんか。」
おい君カウンセラーか?と突っ込まれるような暴言を吐きまくる母。
事態はますます悪化。
息子は口を閉ざし、部活は休み続ける日々。
これではダメだ。
なにひとつ解決しないどころか、息子を追い詰めてしまっている。
そこで、母は考えた。
ひとりで悩んでいても仕方がない、誰かに相談しよう。←遅い、もっと早く気付こうよ(笑)
1.相談相手 夫
いつも優しい夫も息子には厳しい面があるので、私と同じ意見。「やめないで行ったほうがいい。」と言われておわり。
2.相談相手 母
孫のことはいつでも肯定的な母だが、部活やめるのは反対らしく、「やめるん?そうかぁ。」と残念そうな顔をされておわり。
3.相談相手 娘
仲良し兄妹、母に話せないことも言い合う仲。期待が募るが、なんにも話してくれず撃沈。妹の背後に母の姿が見えたのがよくなかった。
いつも解決策が見つかるはずの相談相手も、今回は空振り。
さぁ、行き詰まった。
どうすりゃいいんだ。
相変わらず息子は部活を休んでいる。
でもここで、思わぬところから救世主が現れたのです。
つづく
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