食物連鎖の頂点はヒト | 総天然素材革工房 革榮

総天然素材革工房 革榮

革だけでなく糸や接着剤、その他すべてを天然素材で創り
「土に還ること」をコンセプトに革製品を創っています!

最新情報&出展スケジュール

NEW3/23(水)~30(水) 日本のMONOづくり展 in 阪急高槻NEW
1/30(日) もばら元気まつり 延期(会期未定)

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どもども「 土に還る革製品 」の革榮です♪(´ε` )

 

今日、地元睦沢町で中学生向けに特別授業を行わせて頂きました。
 
2021年から本格的に動き出したチバレザープロジェクトですが捨てられてきた獣害残渣を地域資源として有効活用するというのが一番わかりやすい表向きの表象なところではございます。しかしながらこの中身というのは実に多岐にわたります。
例えば原材料となる皮(この場合はskin)は捕獲従事者が居て初めて成り立ちます。そしてこれを解体する食肉加工場、ジビエとして販売する飲食店、皮→革(leather)に鞣すタンナー、それを製品化する革職人、と実に様々な分野に横断的にわたるわけです。
これに加えて畜産ではない、獣害駆除から為る本件では実被害を被る農業従事者が、さらに県民の利益を守るため自治体までもが加わり非常に多くの人間と業界がかかわります。
そういっ単一ではなく多角的に、俯瞰して物事を見られるようになってくれればと思い教壇に立ちました。
 

※右はイノシシの生皮で触るのは初めてな子も多かった。左は鞣し後のチバレザー。
実際に千葉で獲れた獣皮を持ち込み触ってもらう。ここ数年はCOVID-19の影響で校外学習など体験型の授業機会が著しく奪われてきました。これは非常に不利益で若い世代にとっては大きな機会損失であったと思います。オンラインの普及には一定程度の寄与があったと思いますがやはりこうして対面で実際に触る、聞くなど座学だけではない時間も非常に大事なのだと感じました。
 
 
今回聴講してくれた生徒たちは約50人+担当学年の先生方です。
内容は
①実際の獣害被害のお話し
→規模や被害額、捕獲頭数などの実数を提示しながらスケール感を知ってもらう
②皮(革)はお肉の副産物
→自分たちの食べている食と密接に絡んでいるところ、皮(skin)と革(leather)の違いなどを説明
③食物連鎖
→実際に習う(私が習った)食物連鎖の仕組みにない頂点捕食者の説明と義務
④フリー時間、体験、質問
→持ち込んだチバレザーの原皮、鞣し革、実製品などを触りながら質問に答える時間
 
といった内容で一コマ50分。本当はこれにお金など経済的な側面からも話したかったのですが時間も足りないので今回はココマデ。しかし印象的だったのは講話中、適宜「どう思う?」、「どれくらいだと思う?」など投げたのですが驚くほどレスがいいんですね。挙手を促せば挙がるし質問だけでも生徒からしっかりと声が上がるのには驚きました。日頃の授業であればいざ知らず、外部講師の話にあんなにレス良く帰ってくるのには少々驚きました。生徒数が少ないことなどが関係してるのかしら?東葛地域など都心と近いところはどうなんだろうな?都会と地方、双方に良いところがあるはずなので県内で相互に交流しあえたら良いですよね。1週間はむつざわの学校に通う&千葉市中心部の学校へ通うみたいな。同じカリキュラムで違いを見るのもいい、またはそこに特化した授業、例えば都会に行くならクリエイティブなもの、色で言うならデジタルティールなものに触れたり。逆はもう思いっきり虫触るとかwwなんか殴り書きのジャストアイディアだから??だけれど都会と地方を教育でつなぐ、うん、面白そうだ!
 
アシスタントに流山市議の近藤さん来て頂いたのですがいい写真ありがとうございますw終わってから近藤さんからも前出の繋ぐ関連のご提案頂き同じベクトルを向く仲間というのは本当に頼もしく刺激になります。
フッ軽な行動力、発信力、本当に尊敬してます。本当に記録忘れないのさすがです。常に撮ってる!←いい意味ですww
 
手にしてる製品と左にちょっとだけ写ってますがチバレザー製品たち。まだまだ売り先が足りず、それでも獣害は発生しそれに合わせて原皮も出ます。という事は革も創られます。うちで寝かせておいても何も知られることありませんからそれなら配ってしまえという事でいくつかの製品を持ち込んで自由に選んでもらってプレゼントすることにしました!
いや、ただ単に宣伝や捨て鉢になってるわけではなく明確な意図があるんですよ。
右差しチバレザーに興味を持ってもらう事により今日説明した付帯するすべての事へも関心を持ってもらう
右差しこちらから単一の製品を贈るのではなく選択肢の中から選ぶ自由を感じとる
右差しどれを選んだら一番得するかな?自分はどれを一番使うかな?など様々な考えを巡らせてもらう
右差し自分の町に良い製品がありそれをもって外へ行くことで自分の町を誇れるようになってもらいたい
右差し両親と一緒に環境や政治を含め身近ではない県内で起こっていることに関心を持ってもらう
 
あたりですかね。特に三番目は小さいキーホルダーからブックカバーまでどれでもいいの?全然違うじゃん!ブックカバーが一番大きいからお得感あるしコレ!的な子が多いと私的には最大限の損失と最大限の効果という相反する状況が共存する非常に面白い結果になるので楽しみです。前者は純粋に一番革使いますから持ち出し大きいという事w後者はなぜお得と考えたかはこの次にやりたいお金の授業にストレートに繋がるからそれを選んだ子は次の講話では標的です!でもこれって非常に経済観念でみると大事な事。事業では損することはしないので基本にこの考え方が必要でそれをどう伸ばし活かすかが経営者の手腕です。ここら辺が学校では教えないことだと思うので話したいのです。
結果、この製品プレゼントは太っ腹なように見えて次の講話への重要な布石でもあるというお話です。さて次の準備が楽しみ。
若い子たちの可能性をどこまで活かし伸ばすか、わくわくです!

 

最後に、

日ごろからお力添えいただいていますジビエ工房茂原(運営:ALSOK千葉)の皆様ありがとうございます。

そして県内とは言え遠くから忙しい合間を縫って来て頂きました近藤さんもありがとうございます。

近藤さんとはこのブログのテーマでもある地域・地方創生で繋がっている仲間でもあります。狂犬で知られるw木下斉さんが運営するLocally Driven Labs(LDL)では様々な地方が持つ課題に対して本気でコミットする仲間が集うサークルです。

もし地方創生に興味がありましたら一緒に地方創生について熱くなりましょう!

ちなみに書籍も沢山出されてますが読んだことない方は下の二冊から入るといいと思います。

 

 

 

 

 

では(。・ω・)ノ゙

 

総天然素材革工房 革榮

 

千葉県内産イノシシやシカなどを使ったチバレザー製品あります!/

 
待望の革榮でのカラーレザー第一弾!!
 

 


 

プレゼント包装も革で出来ます!!

 

 

 

 

 

名入れも別途承りますのでお気軽にご相談ください

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

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