いつもありがとう。 | 「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

「言葉」をミカタに、人生に「物語」を!

コピーライター&作家の川上徹也が 
心に刺さる「言葉」、心を動かす「物語」の
生れる舞台裏を公開!

あなたの人生を変えるのは、
あなたの「言葉」だ。

いつもありがとう。

 

「ありがとう」に「いつも」を

つけただけじゃないかと思った人、

大勢いるかもしれません。

 

その通りです。

 

人は「ありがとう」と言われただけでも

承認欲求が満たされます。

 

それが「いつも」をつけるだけなのに、

「ありがとう」の価値がぐーんとあがるんです。

 

なぜなら、「いつも」をつけるだけで、

今回だけでなく

「これまでもずっとありがとうと思っていた」

という意味が付加されるからです。

 

さらに未来への継続性も示唆します。

まず、家族・パートナー・職場の同僚など、
毎日のように会って
お世話になっている人に対して
「いつもありがとう」言う時を考えましょう。

 

改めて言うのは恥ずかしいものですが、
言われる側はうれしいものです。 

照れずに言う勇気が必要なのと、
タイミングも重要ですね。

 

さらに、「いつもありがとう」は、

その人から好かれるという観点では、

まだそんなに親しい関係ではない相手に
使うのも効果があります。

 

言われた側は
「そんな感謝されることしてたっけ?」
と改めて意識するでしょう。

 

そもそも人は、誰かを援助する時、

その相手に何かしらの好ましい
感情を持っていることが多いのです。

 
自分が大嫌いだと思っている相手に

援助しようとは思わないですよね?  

相手から「いつもありがとう」と

言われたということは、

過去に援助してたという記憶に繋がります。

「ああ、私はこの人のこと好きだったのかも」
と改めて思う可能性があるということです。


もし、親しくなりたい、
味方になってほしいと思う人がいたら、
何かしてもらった時に
「ありがとう」ではなく「いつもありがとう」を使ってみましょう。


逆に、これ以上、
親しくなりたくない相手には、
あまり使わない方がいいかもしれません。 

 

 

5月末刊『使えば使うほど好かれる言葉』は、

このようなコミュニケーションに役立つ

ちょっとしたフレーズを 100語集めた本です。

 

出版社の三笠書房の編集部では、

「いつもありがとう」が流行語になったとか。

駅ナカやモールの書店で、
女性を中心に売れているらしいです。