【城めぐり】尾張徳川家の城 名古屋城 愛知県【攻略ルート】 | かわせれいとブログ

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今回のルート:名古屋城駅-金シャチ横丁義直ゾーン-二の丸交差点-二之丸大手二之門-金シャチ横丁義直ゾーン-正門-西の丸御蔵城宝館-西南隅櫓-大手馬出跡-本丸表二之門-本丸表一之門跡-本丸御殿-天守外観-東一の門-東二の門-東門

 

今回は名古屋城をめぐります。

スタートは名古屋城駅です。ここから歩いて10分ほどで正門に到着します。

 

 

駅のすぐ前が金シャチ横丁宗春ゾーンです。

「宗春」とは尾張徳川家第7代当主徳川宗春のことです。宗春は規制緩和策を採り、経済の活性化を図った人物として知られています。

 

 

しばらく西に歩くと「二の丸交差点」に出ます。このエリアがかつての二の丸だったようです。

 

 

名古屋城は1609年、徳川家康によって築城されました。

もとは今川氏の拠点であった「柳ノ丸」を織田信秀が奪取し、「那古野城」と改めましたが、後に廃城となっています。

1612年、家康は、当時尾張国の中心であった清州から、城を城下町ごと名古屋に移転し(清洲越し)、以降幕末まで、尾張徳川家の居城となりました。

名古屋城は徳川家康が天下普請によって築きましたが、これは大坂の抑えとして機能することを期待されたものでした。

1879年、明治に入ってからは存城となり、後に陸軍から宮内省に移管されます。

1945年、名古屋大空襲で天守や御殿などが焼失しました。

現代の天守は1959年に再建されました。

 

二之丸大手二之門(高麗門)。内側はおなじみの桝形になっています。そして一之門(櫓門)がありました。

 

 

正門に向かいます。

途中の金シャチ横丁義直ゾーン。義直とは、家康の九男で、名古屋藩初代藩主の徳川義直のことです。

 

 

正門です。藩主や一部の家臣のみ使用できる格式高い門でした。1959年に再建されました。

ここか東側の東門から入場します。

 

 

おみやげ売り場では御城印が販売されています。100名城スタンプは休憩所に置かれています。

 

 

奥に天守が見えています。

 

 

手前は西の丸御蔵城宝館です。名古屋城に入場していれば無料で入場できます。

 

 

西南隅櫓。17世紀初めに建てられました。外面には石落としが設けられています。

 

 

堀には鹿がいますね。雑草を食べるお役目遂行中でしょうか。

 

 

本丸表二之門。現存する本丸南側の門です。塀には狭間が設けられています。

 

 

橋からは東南隅櫓が見えます。

 

 

一之門跡。右の櫓台を跨いで櫓門がありました。

 

 

本丸石垣です。石垣は諸大名の分担で築かれたため、石材に大名の刻印が見られます。

 

 

名古屋城最大の石材「清正石」です。加藤清正が積み上げたと伝わりますが、実際の担当は黒田長政だったようです。

 

 

清正公石曳きの像。

 

 

大手馬出跡。本丸防御のため、馬出がありました。後に堀は埋め立てられました。

 

 

本丸御殿に入ります。

本丸御殿は徳川家康の命により、藩主徳川義直の住居として1615年に建てられますが、しかし5年後には二の丸御殿に移りその後は将軍上洛の宿泊所として利用されていました。1930年には国宝に指定されましたが、1945年、太平洋戦争の空襲で焼失、2018年に150億円かけて復元されました。

これは車寄せと玄関です。入口はもう少し先になります。

 

 

表書院。正式な謁見の間です。上段の間、違棚、付書院、台帳構などが揃っています。

 

 

対面所。藩主が身内や家臣と私的な対面や宴席で使用しました。

 

 

上洛殿。家光の上洛に合わせて増築された絢爛豪華な建物。

 

 

特に見るべきは美しい障壁画と彫刻、格天井です。

いったん外に出て、湯殿書院に移動します。

黒木書院。建材に良質な松材が使われ、その用材の色から「黒木書院」と呼ばれる。清洲の家康宿舎を移築したとも伝わる。絢爛豪華な他の建物に比べ、落ち着いた味わいがあります。

 

 

湯殿書院。軍用の風呂場。湯船はなく、釜で沸かした湯気を引きこむサウナ式でした。

 

 

さすが150億円かけただけのことはある、美麗な復元御殿でした。

 

天守内部には入れませんが、近くまで行ってみましょう。

 

 

大天守と小天守を結ぶ櫓台の塀の軒に鋭い槍の穂先を並べ、敵の侵入を防ぎました。剣塀と呼ばれています。

 

 

 

御深井丸展示館。

 

 

 

旧二之丸東二の門。

こちらも内側の一之門と合わせて桝形を形成していました。

 

 

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