イノモトソウ 井の許草 シダ5種類目 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

これまで

あまり探していなかったからでしょうか。

見つかりだすと

次々と「ここにいますよ〜」とばかり

目に飛び込んできました。

 

シダ5種類目はこの方。

場所はナガバヤブソテツがあるのと同じ場所、

ふれあいの森と湧水池を循環している水路です。

 

この細長い葉は

イノモトソウ(井の許草)といいます。

これも見かけることの多い

ポピュラーなシダの一つです。

 

で、葉の裏側はどうなっているのかと裏返すと

縁に沿って長く胞子嚢が付いています。

 

胞子嚢を覆う胞膜は見当たりません。

こちらも濃い茶色がこれから胞子を飛ばす胞子嚢で

薄茶色がすでに飛ばし終えた胞子嚢と思われます。

 

この葉の胞子嚢は細長くついています。

 

胞子嚢が太いのと細いのと

葉によって違います。

 

近くに似た葉がありました。

6種類目のシダか?

違いました。

イノモトソウは栄養葉と胞子葉の2種類あって

こちらは栄養葉なのでした。

 

鋸歯があるのが胞子葉との大きな違い。

 

栄養葉は形もいろいろで、可愛い。

初めて見た気がします。

 

ちなみに

栄養葉とは光合成を担う通常の葉のことで、

胞子葉は胞子の放出を担う葉です。

このタイプのシダは他にもあって

最初にご紹介したクサソテツもそうでした。

 

もう一種類はありますので

またの日に。