クサソテツ シダです。コゴミです。 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

 先日、とある講座でシダのお勉強をしました。
そしたら祖師谷公園を歩いていても、
今まで全然目に入ってこなかったのに、なぜかあちこちで、目に飛び込んできました。

ここはポプラのある池のほとりです。大きなシダの葉が茂っています。しかし調べても名前がよくわからない。そこで講師のN先生に写真を見ていただきました。


なんとこれが春に若芽をコゴミといって食べる、クサソテツでした。
外側にあるのは栄養葉といって、他の葉同様、光合成をして、養分を取り込みます。


葉の裏には、何もありません。シダならふつうは茶色いぶつぶつした胞子嚢がありますが。


株の中心から出ているこちらが、胞子葉。秋になると、栄養葉とは別に、胞子を飛ばすために出すのだそうです。


来年の2~3月にこの胞子葉は胞子を飛ばすというのです!どういう状態になるのでしょう、観察してみましょう。


近くには野性のクレソンがやわらかそうな葉を出しています。


公園管理事務所の裏手の花壇にはクサソテツの胞子葉だけが5~6株ありました。栄養葉はどうしてないのでしょう。


この鳥の羽根のようなアーティスティックな形は見たことなかったです!