ノゲシ 観察6 「種の数」恐ろしき「ノゲシ算」! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ところで

キク科は全て集合花で

ノゲシもたくさんの花の集まりです。

 

いったいいくつの花が集まって

1個の花を構成しているのでしょう。

 

100個はありそうです。

 

この一つ一つが種になるのですから

その繁殖力たるや凄いことになります。

 

そこで

1個の花からできた綿毛を

数えてみることにしました。

 

見にくくてすみませんが

お皿の上の10個ずつ綿毛がついた種を載せていきました。

 

138個でした。

約140個としておきます。

 

複数個数えればより正確な数が出ますが

そこまでの根気はありませんでした。

 

しかし一株に咲く花の数は

これまた数えきれないほどの多数。

 

1年目

仮に一株に50個咲くとすると、

1本×50個の花×140個の種=7000個の種

 

1個の種が7000個の種に増えるのです!

 

2年目

そのうち仮に1%が発芽するとして

70本です。

 

70本×50個の花×140個の種=490.000

50万個近い種ができる!

 

3年目

490本×50個の花×140個の種=3.430.000

300万個の種!

 

ねずみ算どころではないノゲシ算、

増えるわけです。