鞍橋通りが「無電柱化」されます。ヒガンザクラは? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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今朝、鞍橋の近くを通りかかると、

新しい看板が立っていました。

なんでしょう?と見ると、

 

電柱を地中に埋めて、

防災、安全、景観面でのメリットを得ようとの事業です。

 

完成は令和7年度。

電柱を取り除き

地中に溝を掘って電線を通すということのようです。

 

無電柱化される場所は、

鞍橋から鞍橋通りを成城通りに抜ける

約300mです。

 

そうなんです。

景観で言えばこの通りには両側にヒガンザクラなどが

植えられているのですが、

そのサクラを縫うように電柱からの太い電線が

何本も通っているのです。

 

3月には樹木の会で

これまで「サクラ観察会」を開催し、

ここもコースに組み込んでいたのですが、

 

電線に触れるからと切られた枝のあともまま見受けられ、

サクラの話どころではなくなって、

「この電線なんとかならないんですかね」

 

「ここにサクラを植えたのは無理がありませんか」

などという話になっていたのです。

 

そのサクラはといえば、

平成5年に区制60周年を記念して植樹されたもので、

サクラでも大木になるヒガンザクラなのです。

 

電柱は全部で10本ありました。

一瞬、これでサクラも枝を広げられるかと喜んだのですが、

地中に電線を埋めるというこことは

土を掘り返すということですね。

その際、サクラの根に影響を与えることはないのでしょうか。

 

でも無電柱化自体は喜ばしいことですし、

ヒガンサクラも

このところ樹勢が衰え植え替えを進めているようですので

4〜5年先には景観の保たれた

さくら並木になっていることを期待しましょう。