カクレミノ 葉の「切れ込みあり」の理由はなんでしょう? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ふれあいの森で、今朝、

久しぶりに森の忍者にお会いしました

 

少し間が空きましたが、

開花したカクレミノの続きです。

 

カクレミノは葉の形に変異が多いことで

しばしば話題になります。

 

変異というのは、

葉がこのように

「切れ込みのあるタイプ」と「全縁のタイプ」と、

1本の木に混在しているのです。

 

で、その解説はもっぱら、

「若木は切れ込みのある葉が多く、

成長するほどに全縁の葉が多くなる」

というものです。

「人間と同じで年をとると丸くなるんだよ」などと。

ほんとにそうなんでしょうか。

というわけで、調べてみることにしました。

 

祖師谷公園の飛び地に1本あるカクレミノは

高さ3mほど。

幼木ではないことは確かです。

 

葉を見ていると、

大きな葉に切れ込みのあるものが多いのです。

これでしょ。

 

これでしょ。

 

これもそう。

 

こちらは少しだけ大きめで、切れ込みも控えめです。

 

そうやって見ていくことしばし。

木の内側の

光があまり届かない場所に

この枝を見つけました。

 

なんと葉が通常の3倍くらいの大きさで、

そのほとんどの葉に大きな切れ込みがあるのです!

 

なんとなくわかったような気がしました。

 

みなさんがご自分で考えるのが楽しいと思いますので

ご興味のある方は

しばし葉になったつもりで考えてみてください。

 

私の解釈は明日に。