里ではコブシの実が赤くゆらゆらし始めたころ、
標高1500〜3000mの北アルプスは
赤い実でいっぱいでした!
都内の公園でも見るニワトコは
こんなに高いところにある木とは知りませんでした。
クリスマスツリーの飾りのようなハートの形は
ツリバナの実。
標高2000m近く。
もう弾けた実もありました。
この紫がかった赤は
木の実ではなく、草の実です。
この白い花が上の赤い実になるとは知りませんでした。
あちらこちらににょきにょき出ていた
シシウドです。
さらに標高は上がって2500m近く、
赤い実をつけた木の群落が。
なにかと見たら
ヒョウタンボク!
2個ずつくっついた実が特徴です。
タケシマランの実は下に垂れ下がるので
見逃してしまいそう。
赤い実を食べたのはだ〜れ?
コケモモの実も赤く色付き始めて。
標高3000mほどのいわばで咲く赤い花?
ではなくて、黄色い花を咲かせるベンケイソウの実でした!
こんなに鮮やかな赤になるとは!
葉も負けじと紅葉して。
天空に浮かぶこの赤は
宿泊地、ヒュッテ大槍。
葉からわかったオトギリソウの実。
黄色い花が咲きます。
キンシバイやビヨウヤナギの仲間です。
夕刻16時55分、
赤く染まった空にちょこんと出ているのは
富士山!
翌朝、4時57分。
こちらの赤は小屋からの朝焼けです。
朝日に輝く槍ヶ岳3180m。
前日、登っているときは五里霧中ガスの中。
姿が全く見えませんでした。
標高1500〜2500mほどには
ナナカマドの赤い実が目立ちました。
この赤はシシウドの実にいたテントウムシの赤。
シラタマノキの実は白いと思っていたら
ほんのり赤みがさしている。
口にすると湿布薬サロメチールの匂いと
ちょっとひりひりするような味でした。
高山はすっかり秋の気配でした。