ここは公園一の大木、
カロリナポプラのある湧水池のほとりです。
通りかかると白いふわふわしたものが
クモの糸のようなもので吊り下げられて
風でゆらゆらしているんです。
長さは1.5㎝くらい。
糸の上にはもう少し小さな白いふわふわがついています。
上を見上げると、カロリナポプラからではなく
サクラの枝から下がっているようです。
そうでした!思い出しました。セミに寄生するセミヤドリガでした。
今年も見られました!
まさにセミの季節!
太極拳広場のマツにも
ざっと数えただけでも10個のセミの抜け殻がありました。
アブラゼミかミンミンゼミの抜け殻です。
ところがマツの反対側を見ると、
これが不思議なことに抜け殻は一つもない!
なぜだろう?・・・
太極拳の最中、
この方向から気持ちよい風が吹いていました。
セミは風上に陣取って羽化をするのではないかな?
なぜかというと、羽が早く乾くように!
もたもたしていると、カラスに食べられてしまうから。
地中から出てきたセミは木に登りながら
羽が乾きやすいベストポジションを探すのではないでしょうか。
その結果が風上側に並んだセミの隊列。
ちなみにこのセミの抜け殻は
第3関節が長いからアブラゼミでした。
近くのスダジイにはニイニイゼミ。
そのすぐ下にはアブラゼミ。
今年はまだ一度も羽化する現場に遭遇していないけれど、
風上側を探してみましょうか?
たわいないことだけれど、
ちょっとうれしい発見でした。