「モミジの大木」「見事なウメ」がばっさり切られた! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は先生マイナス6.5℃の予測が

期待はずれのこの気温。

どうやら寒さも底をついたようです。

 

太極拳は広場のスダジイの下が積雪があってからの稽古場。

樹木は雪もこんなに防いでくれるんですね。

今朝の出席者は

大雪以来初めての参加者1名も加えて8名でした!

 

そして樹木の会にとっては会発足以来の重大事の発生です!

 

ここは新設された保育園の裏手の側溝です。

側溝の両側は金網で囲われていて入れません。

側溝に小さな橋がかかっていて、

この写真はその橋からとりました。

 

いちばん手前に切り株が見えます!

まわりには木屑がいっぱい散らばっているのがわかりますか?

 

直径30㎝前後はありそうな大木です。

これは毎年紅葉が見事なイロハモミジだったんです。

 

しかもそのモミジにナツヅタが先っぽまで這い上がってどこまでがモミジでどこまでがナツヅタか見分けがつかないほど渾然一体となって見事な紅葉だったんです。

 

祖師谷公園でも一二を競う見事なモミジでした。

それが突然切られてしまった!

 

その向こうはこれも見事なサクラです。

これは無事でした。

その奥にもう1本黒っぽい幹が見えますか?

 

これも祖師谷公園で一二を競う見事なウメです。

 

側溝内にあるためか剪定を免れた2本のうちの1本で、ヒヨドリ、メジロなどたくさんの鳥たちが花が咲くとはしゃいで群れていたんです。

 

 

ついこの間も見たばかりなのですが、

広げた枝には

もうじき咲きそうなつぼみがびっしりついていたんです。

樹木の会の12月の定例会で作ったミニ門松のウメも

この木から小枝を少しだけいただいたウメなんです。

それが花も咲かせることなくこんな哀れな姿に。

 

下には無数のつぼみが雪の上に散らばっています。

 

咲きかけた花もあった、まさに今これから、という時に・・・

 

どうしてこんなことができるんだろう?

1本は根元からばっさり切られ、1本は残り、

もう1本は丸刈り。

この差は何を意味しているのでしょう?

切られた理由が皆目わかりません。

 

枝を広げたケヤキ。

 

その枝先に止まっているシメ。

ごめん、君たちの居場所をまた守れなかったよ。

 

切られたウメの1年後はたぶんこんな状態。

飛び地の健康遊具のそばのウメも

一昨年切られて花が咲かなくなりました。

花が咲かないどころか茫々とした徒長枝のみで

枯れてしまうんじゃないかと思うくらい元気がありません。

 

すぐ隣の切られなかった紅梅は

こんなに見事な花を咲かせているというのに。

 

拾ってきたまだ命あるウメを飾りました。

 

花芽はこんなに赤いんですね。

枝にはちょこんとこれから葉になる葉芽もできています。

 

なんとも言葉になりません。