冬芽とミミズ この似て非なるものは・・・擬態? | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

太極拳広場です。

稽古をしてると地面が目に入ってきます。

昨夜は雨だったので、落ち葉も小枝もあちこちに落ちています。

と、右の一本の小枝が動いたんです!

 

左側のはコナラの大木から落ちてきた小枝です。

 

こちらもそうかと思ったら、動いたんです。

えっ、びっくり、ミミズ!

それもコナラの小枝とほとんど同じ太さの、ごく細いミミズです!

 

稽古をしているときは、下の写真のようなもっと接近した、こんな状態だったんです。

身をくねらせて抵抗するミミズくんでしたが、再現するために、

むりやり近くにきてもらいました。

 

う〜ん、似てる。

 

チョウの幼虫は鳥の糞に似せることで鳥に食べられるのを免れている、という話を聞いたことがあります。昆虫の得意技、擬態です。

 

もしかすると・・・木の枝に擬態することで、鳥などに食べられるのを免れているのかも知れません。

単なる偶然かも知れませんが、それにしては色といい、形といい、大きさといい、

先端の色が薄くなっていることも、似すぎてますよ〜。

 

下の斜面は、雨でコナラの葉がいっそう落ちて、地面をやわらかく彩っています。

 

その向こうのイロハモミジは、葉も種も、風を待ち受けてスタンバイです。

 

足元には、これから冬に向かうというのに、草がいっせいに芽吹いています。

なんでしょう?

 

森はいつだってたくさんの不思議で満ち満ちています。

明日は早朝から出かけるので、ブログはお休みします。