昨日のユズのおじさんから耳寄りな情報を得ました。
今日、公園の管理に関してその職に当たる方が視察で公園を訪れるというのです。
ユズの方は毎朝公園を清掃していて、本来の公園管理の方があまりにいい加減な仕事をしているので、その実態を見てほしいと呼んだとのことです。
それなら私もお伝えしたいことがあるんですが、とご一緒させていただきました。
そして一昨年、かわいいピンクの花を咲かせて実ができるのを楽しみにしていたガガイモが根こそぎ刈り取られてしまって、今はもうこの公園のどこにもないこと。
このガガイモは長距離移動をすることで知られるアサギマダラの食草にもなる貴重な植物であること。
たった1本しかなかったサクラウツギの木が、これも伐採されてしまったこと。
ついこの間もサクラに見事に這い上がった大きなキヅタを根元のところでばっさり切ってしまったこと。秋に紅葉するのを皆で楽しみにしていたものだったこと。
蔓植物がとくに悪者扱いされているので、そうではないことを知ってほしいこと。
木々の剪定が強過ぎて、木が弱ってしまいかねないこと。
そんなことを伝えました。
いらした方は東京都公園協会南部ブロックの所長さんでした。
「確かに今の管理は安全性が最優先で、生物多様性の観点をもっと取り入れていかなければいけませんね。すぐにというわけにはいきませんが徐々にそういう方向性を考えていかなければいけないと思っています。」
とソフトな対応でした。
いただいた名刺の裏側には管理している6公園がそれぞれのキャッチフレーズとともに書き込まれていました。
それによりますと、祖師谷公園はこんな位置付けに。
はい、どうか地域のみんなが憩うことができる場所に、そして人間だけでなく虫や鳥にも安心して住処となれるような場所になってほしいです。