今朝の驚きはかなり!!!でした。
久々のときめきでした。
で、なにかというと、足元に見えたこの草の種です。
ツンツンと黒いものが見えました。
よく見るとなんでしょう、このシャンデリアのような造形の妙は!
なおもよく見ると、これがどうもシャンデリアの前段階のようです。
試しにそっと花の基部の黒い種らしきものに刺激を与えると、持ち上がってきた!
な〜るほど、全部が持ち上がるとこのようにシャンデリアになるんですか!
そして、その先端を見るとからっぽ!たぶんここに種が入っていたのでしょう。
もう少し見てみたくなって、数本いただいて持ち帰りました。
そしてピンセットで基部についている種をそっと持ち上げたその瞬間、「ころん」と床に落ちた音がしました。
床を探したけれど見つからない。
でもすごい勢いだったことは確かです。
数十センチは飛んだことでしょう。
もう一つ同じことをしてみると、今度は弾けない。種がついたままです。
そこから種を取り出してみました。
こんな1㎜ほどの黒くてかたい種でした。
分解するとこんなふうです。
種を散布する方法にはいろいろあって、これは分類すると自発散布。
フジやカタバミなどは知っていましたが、これは知らなかった!
しかもその造形の妙のみならず、散布方法の巧みなこと。
まるでスナップをきかせて投げるピッチャーの手首のようです!
ところでこれは何の種かと調べると、ゲンノショウコでした。
薄いピンクの可憐な花を咲かせるあの花です。